障害を抱えている子どもを育てていると「病院への受診や懇談会などに参加するため、仕事を休まなくてはいけない日が多い」「学童に入れないので、母親が仕事を辞めて家で子供と過ごす」「正社員からパートに変わった」など、収入減につながることも決して珍しいことではありません

特児はそういった保護者や養育者の経済的負担軽減を目的に支給されている手当で、1級と2級という異なる基準が設けられています。

1級は「両眼の視力の和が0.04以下のもの」「両耳の聴力レベルが100デシベル以上のもの」「精神の障害であって、前各号と同程度以上と認められるもの」など、心身への障害が重い児童が対象となり、手当金額は月額5万2,200円。

一方、2級の場合は「両目の視力の和が0.08以下のもの」「両耳の聴力レベルが90デシベル以上のもの」「そしゃくの機能を欠くもの」など、1級に比べると障害の重さは軽くなっていて、手当金額は月額3万4,770円です。
※諸条件に該当する児童であっても手当が支給されないケースもあるため、詳しくは県又はお住いの市区町村へお問い合わせください。

特児の存在を知ったきっかけは…

長男がADHDと診断されてから1年半後に知った特児ですが、きっかけは夏休みに参加した「サマースクール」でした。