産む前に、様々な覚悟も、これから始まるであろう生活も、頭の中では思い描いていたとはいうものの、実際に育児をしながら、「赤ちゃんがいる生活は、想像以上に大変。」と改めて感じたことがあるママは多いのではないでしょうか。

いつまでも赤ちゃんのままではないと理解はしていても、ママにとって赤ちゃんがいることで感じる不自由さというものは、先が見えないトンネルのよう。「これっていつまで続くの⁈ 」と、追いつめられるような気分になってしまうこともあります。

そんな子育て中のママにとってありがたいのは、周囲の理解と応援。今回は、赤ちゃんがいるママが、追いつめられるような気持ちを感じてしまうシチュエーションと、それに対して周囲にいる人たちがどのように対応すると、ママたちの気持ちが軽くなるのかという点について、考えてみたいと思います。

夜間の授乳・夜泣き

育児ではじめて、ママがぶち当たる難関といえば、「一定時間ごとの授乳」と「夜泣き」です。

お子さんによって間隔は違うものの、一定時間ごとに授乳をし、その合間におむつを替える。それらが終わっても、すんなり眠ることができるわけではなく、そのあとは子どもを寝かしつけるために抱っこやおんぶでユラユラゆらすこと30分や1時間…。やっと寝たと思ってベッドに置いたら、目を覚ましてしまい泣き出し、、再び抱っこやおんぶを繰り返す…。

それが、昼夜問わず続くわけです。人間の三大欲求の1つである睡眠欲を、自分の意志とは関係無く妨げられてしまう毎日は、当然のことながら寝不足を招きます。そして、誰しも寝不足になると思考能力は低下します。

そんな状況にも関わらず、不快を感じれば、原因を取り去ってほしいと、赤ちゃんは泣いて訴えます。特に夜だと、寝ている夫や近所への遠慮もありますから、ママたちは赤ちゃんを泣き止ませることに必死になります。なかには、夜の暗さの中、一人で頑張っているうちに、孤独感を募らせてしまうことも…。

家族の対応ひとつでママたちは救われる

ここで、そんなママの周囲にいる人たち、特にパパたちに心に止めておいてほしいことがあります。それは、「『代われるものは、代わってあげる』というフォローが、とても大切であるということ」です。