3回目の受診でも虫歯の治療を行うことができず、担当の歯科医師からは、「当院では、K君の虫歯の治療は難しい。K君を押さえ付けるためのスタッフが確保可能な大きい病院でないと治療を行うことは難しいかもしれない。希望するなら、紹介状を出します」と言われたそうです。

A子のエピソードを聞き、子どもの虫歯治療の難しさを痛感しました。親としては、子どもに虫歯を作ってしまっただけでもショックですが、治療を受けさせてあげられず、虫歯がどんどん大きくなってしまうなんて辛すぎます。
乳幼児期の“仕上げ磨き”を丁寧に行うことはもちろん、小学校中学年くらいまでは、子どもがしっかり磨けているかどうかチェックする“点検磨き”を行うことも大切だそうです。A子のエピソードを教訓に、子どもを虫歯から守ってあげましょう!

子どもの歯を虫歯から守ろう!

“3歳まで虫歯ができなかったら、一生虫歯にならない!”という噂を耳にすることもあります。しかし、この噂は絶対ではないようです。子どもに虫歯の治療を受けさせることは、そう簡単なことではありません。そのため子どもが小学校中学年になるくらいまでは、子どもの歯を虫歯から守るため、丁寧な仕上げ磨きや点検磨きを心掛けたいものです。

上田 みどり