はじめての歯医者さんにも関わらず、治療がスタートしてもK君は予想に反してよい子のまま。「ちゃんと治療が受けられるなんて、お兄ちゃんになったなぁ」なんてA子が感傷に浸っていたのも束の間…麻酔の注射が終わったところで、突然トイレに行きたいというK君。仕方なく治療を中断し、K君は一人でトイレへ。

しかし…待てども待てどもK君はトイレから出て来ません…嫌な予感。なぜなら、K君は嫌なことや思い通りにならないことがあるとトイレに立てこもることがあるから。案の定、K君は治療が嫌になり、トイレに逃げ込んだのでした。

トイレのドア越しに度重なる説得を続け、ついにドアが開いたと思ったら、そこには口から大量の血を流しているK君が!洋服も血まみれ!A子や歯科助手さんもびっくり仰天、大慌て!

どうやら、麻酔が効いて痛みを感じないことに戸惑い、口の中を思いっきり噛んでしまったようです。その後、K君が治療台に座ってくれるはずもなく、退散するしかありませんでした。

2回目以降の診察がさらに難関!もう無理かも…

虫歯の治療は全くできていないため、その後2回目の受診を決行したA子。しかし、はじめての歯医者さんで悪夢のような体験をしてしまったK君…嫌がりようは半端ありません!

2回目の受診時は、診察台に辿り着くこともできず…。3回目は、診察台で口を開けることまではできたのですが、泣きじゃくって治療どころではありません。A子は歯科医師から「体が動かないよう押さえておいて!」と指示を受けたものの、暴れる5歳男児の力は相当強く、A子ひとりの力では敵わなかったそう。