米国株の史上最高値はバブルなのか? バブルの4条件と注意すべき3つのリスク

米国株が史上最高値を更新していることにつき、バブルとは言えないが下方リスクには要注意だ、と久留米大学商学部の塚崎公義教授は考えています。

米国株は史上最高値を更新

米国株が上昇を続けています。史上最高値を何度も更新していますが、これはバブルではないのでしょうか。

株価がバブル期の6割程度で推移している日本から見ると、米国株が高すぎるようにも感じられますが、米国経済は日本経済よりも成長率も高いですし、インフレ率も高いので、企業の利益の増加率も高く、したがって株価がある程度高いのは自然なことだと言えるでしょう。

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株価が割高か否かを判断する際に最もよく使われるのがPER(株価収益率)ですが、これは若干割高に見えます。しかし、バブルと呼ぶほどの割高ではありませんし、GAFAと呼ばれるような成長力のある巨大企業のPERが高いことが影響している部分も大きいようなので、それほど気にする必要はないでしょう。

バブルらしくないバブルも存在するので要注意

バブルというと、チューリップの球根が現在の貨幣価値で数千万円で取引されていた、といった事例が思い当たります。「誰がみても高すぎるが、明日は今日より値上がりするだろうから、今日買って明日売ろう」という人の買いが値を釣り上げていくわけです。

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塚崎 公義

1981年 東京大学法学部卒業、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行
おもに経済調査関連業務に従事した後、2005年に退職し、久留米大学へ。
現在は久留米大学商学部教授であるが、当サイトへの寄稿は勤務先と関係なく個人として行なっているため、現職は経済評論家と表記したものである。
(近著)
なんだ、そうなのか! 経済入門
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(雑誌寄稿等)
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