米国株の史上最高値はバブルなのか? バブルの4条件と注意すべき3つのリスク

2. 資産価格が高騰しても金融が緩和されたままである

通常、バブル期は景気が良いので物価が上がり、金融が引き締められるため、バブルは押し潰されてそれほど拡大しないものです。しかし、何らかの事情で金融が緩和されたままだと、バブルが拡大する可能性が出てきます。平成バブルの時はプラザ合意による円高で物価が安定していましたし、ITバブルの時には「夢の技術」のおかげで物価が安定していたわけです。

3. 今まで興味を持っていなかった素人が大勢参入してくる

井戸端会議で隣の奥さんの話を聞いた読者の奥さんが、「株って簡単らしいわ。隣の奥さんでも儲けられたらしいから、私もやってみようかしら」と言い始めたら、ご主人は持っている株を全部売りましょう(笑)。

4. 海外と国内で温度差がある

バブルは、国内の参加者が陶酔している時に起こります。「日本経済は世界一だ」「ITは夢の技術だ」というわけですね。海外では醒めた眼でそれを眺めていることも多いようです。

ITバブルの時、米国出張から帰った人が次々とITを礼賛し始めたのを見て、筆者は「米国出張すると熱病に罹患するから行かない」と心に誓ったものです。罹患した上司からは「行ってITの素晴らしさを感じてこい」と言われましたが(笑)。

参考記事

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塚崎 公義

1981年 東京大学法学部卒業、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行
おもに経済調査関連業務に従事した後、2005年に退職し、久留米大学へ。
現在は久留米大学商学部教授であるが、当サイトへの寄稿は勤務先と関係なく個人として行なっているため、現職は経済評論家と表記したものである。
(近著)
なんだ、そうなのか! 経済入門
老後破産しないためのお金の教科書
経済暴論: 誰も言わなかった「社会とマネー」の奇怪な正体
一番わかりやすい日本経済入門
日本経済が黄金期に入ったこれだけの理由
(雑誌寄稿等)
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