2. 時間をかけて探す

国土交通省のデータによると、住宅総数は増え続けている一方、持ち家比率はほとんど伸びていません(昭和43年~平成25年)。価値総合研究所(日本政策投資銀行グループ)の資料を見ても、住宅市場は持ち家から賃貸住宅へ構造が変化していることがわかります。つまり、賃貸物件は数が多いのです。

持ち家と違う賃貸の一番の利点は、自分で選べる範囲が広いことと言えます。数の利益を得るために、とにかく時間をかけて探しましょう。

不動産情報サイトには、今住んでいる賃貸住宅の契約が切れる1年前から登録しておくのが良いですね。平米数と最寄り駅からの所要時間ごとの相場がいくらくらいなのか、最初はよく分からなくても、物件を見ていくうちに適正な価格というのが分かるようになります。

サイトから条件に合ったメールがきた際は積極的に内見に行き、最低でも半年、できれば1年はかけて、しっかり見極めましょう。そうすると、不動産業者でなくても、出物と呼ばれる良い物件を逃さずに捉えることができるようにもなります。

3. 築浅で駅チカの物件を選ばない

新築住宅や中古物件と比べた賃貸の大きな違いは、価格感受性が高いということです。

賃貸物件は築年数が20年を超えたり、駅からの距離が徒歩15分以上になったりなど条件が悪くなると、家賃が急に安くなります。同じ平米数や同じ家賃で住める物件が、全然違ってくるのですね。