とりあえず、来年から忘れずに出しておくことにしようと思った主人公。「申し訳ありません。では来年からは(元旦に着くように)出します。」と謝り、自席に戻ろうとします。

すると、そこにやってきた新人女子。非常に申し訳なさそうな様子で、「係長、すみません。私も出し忘れておりまして…。」と謝罪をはじめました。「ああ、キミも来年からは頼むよ。」と返す係長に、新人女子は、年賀状の束を取り出しながら言いました。「いえ、忘れてはいけませんので、すでにまとめて書いてきました。2100年分までですが。」

これには係長もびっくり。「俺、それまで生きてるかな…。」という、いつもの係長らしからぬ弱々しいコメントと共に、この一件は終了となりました。

最近では「虚礼廃止」ということで、社員間での年賀状や、お中元やお歳暮のやりとりを禁止する会社も増えているようですが、特にそういった定めがない場合、部下の立場としては、どうしたらよいかが悩ましいもの。ましてや、上司の気分で年ごとにルールが変わってしまうとなると、ああ、ますます悩ましい…。

さて、新人女子の「先手必勝」作戦の是非はさておき、会社に明確な規定がなく、毎年のように「上司や同僚への年賀状は必要?」と悩んている読者の中には、思わずニヤリとしてしまった方もいるのではないでしょうか。妄想シャイン、次回もどうぞお楽しみに。

【マンガ記事】妄想シャイン

入社3年目でようやくこなれてきたサラリーマンの主人公は、ストレスが溜まるとひたすら妄想しながら乗り切る、妄想社員。オフィスでよくある、ちょっとしたイライラやモヤモヤを、今日も妄想しながら乗り切ります。

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寺須こってぃ