「夫の一族は休みごとに成績表を祖母に見せる習慣があります。夫たちは子供の頃、成績が良いと祖母からご褒美をもらっていたようで。なんとなく私たちもそのしきたりにしたがっていたのですが、そのせいでうちの子の成績は義姉に筒抜け。『一学期はそっちのほうが5は多かったけど、今回はうちの娘の方が多かった!』なんて娘に聞こえる距離で義姉は話をするので本当にウンザリしました。そして、高学年になると当然のように『中学受験はするの?どこの塾に通うの?!』と質問攻めにあいました」

気になる学校があったHさんの娘さん。そこまで進学校とはいえませんでしたが、校風が気に入り、その学校だけ挑戦してみることにしました。

「義姉は我が子の志望校を知ると『勝った』といわんばかりの態度をとってきました。向こうはとにかく偏差値重視。高いところから順番に受けていくつもりらしく、上位校を受験しない娘より自分の子供の方が頭はいいと思ったようです。そんな義姉の態度には私も娘も慣れてしまっており、こちらは志望校に受かることだけ考え集中して受験に臨みました」

結果、Hさんの娘さんは見事志望校に合格。一方義姉の娘さんは、ことごとく上位校の受験に失敗し、Hさんの娘さんの受かった学校より偏差値の低い滑り止めの学校に進学することになりました。

「お嬢さんが頑張っていたことも知っていたので、お疲れ様の気持ちも込めて『おめでとう』と入学祝いを渡しにいきました。すると義姉はすごい剣幕で『勝ったと思ってるんでしょ!今回はたまたま調子が悪かっただけだから!』と吐き捨てました。私も娘もそんな風に思っていなかったのに…」

結局、何をしても義姉一家より上位の成績を収めたHさん一家。義姉も聞かなければいいものの、義母を通して情報を仕入れてはこちらに対抗意識を燃やしていたそうです。

私の夫が羨ましい?!敵意むき出しの実妹

大学の同級生と結婚したMさん。彼女の夫は商社マンで、海外で勤務することも多い人でした。結婚するまではバリバリ働いていたMさんでしたが、そんな夫と共に生活するため会社を退職し、世界を転々としていたそう。

「私が鬱陶しいのは実の妹です。実は彼女、昔から海外での生活に憧れをいだいていたものの就職試験に失敗し、英語とは関係のない仕事についていました。特に海外に興味のなかった私が日本以外の国で暮らすことになったのが気にくわないらしく、帰国して顔を合わせるたび『今の国はどんな感じなの?お手伝いさんはいるの?』『お義兄さんは向こうでどんな仕事をしているの?』『帰ってきたら子供はどこに進学させるの?』と質問攻め。こちらのことを快く思っていないのにわざわざ会いにやってくる神経がわかりません。