夫婦別財布でお互いの懐事情を理解していない

共働きの場合、財布を別々にしている家庭も多いようです。たとえば、家賃と光熱費は夫が負担で、食費や雑費は妻が負担し、それ以外は各自が管理していたとします。

そうするとお互い相手が貯蓄してくれているだろうと油断して、毎月自分の使える金額を多めに設定してしまう場合も。そんな生活が何年も続き、蓋を開けてみたら全く貯蓄がなかったということもあるようです。

共働き家庭のワナに陥らないために

収入が多くなるとついつい生活水準を上げてしまいがちです。共働きで大変だからと無闇に育児・家事のアウトソーシングや外食・デリバリーサービスに頼りきりだと、あっという間に出費が膨らんでしまいます。

もちろん、忙しい時期が続いて疲れているときには無理をせず、こうしたサービスを利用することで心身のストレスを溜めないというのは合理的です。ただ、共働きでダブルインカムということで気を抜かず、いかに支出にメリハリをつけていくかが貯蓄を増やす鍵になります。

また、夫婦別財布の場合、相手に自分の収入を知られたくないという事情もあるかもしれませんが、せめて夫婦共同の財布に毎月お互いに入金をして共同で貯蓄の管理をするというのはいかがでしょうか。こうすることで家計としての最低限の貯蓄を確保できますし、貯蓄に対する不安も減らすことができます。

もちろん収入が多いに越したことはありませんが、収入がそれなりにあったとしても支出が多くてはお金は貯まりません。まずは夫婦で話し合って貯蓄を増やそうという意識を持つことが大切と言えそうです。

LIMO編集部