・「受験の苦労をさせたくないと思い、付属の大学まで内部進学できる私立の中学校に進学させました。おかげで、息子は受験を気にすることなく部活に打ち込むことができたようです。ところが、大学生になると『内定がもらえればどこでもいい』『研修が面倒だから内定辞退しようかな』と言い出すように…。もう少し我慢強さを身に付けてほしかったです」

・「小さい頃から、息子の身の回りのことは私がしていました。学生になっても部屋の片づけをしてあげたり、家事のやり方を教えなかったり…。今では社会人ですが、スーツの用意も朝食の準備も未だに私がしています。自分のことを自分でする、という自覚がないようです」

子どものときにできなかったことを、大人になって習得するのは難しいものです。「わが子のために」という気持ちでしている行動が、子どもの可能性やスキルを狭めているかもしれません。自立を促していくためにも、過保護すぎる関わりはほどほどにしたほうがよさそうですね。

過干渉すぎるのは「ヘリコプターペアレンツ」になることも!

そうはいっても、子どものことが気になってたまらない…という方もいるかもしれません。しかし、過干渉すぎる親は「ヘリコプターペアレンツ」になる可能性もあります。