さらに、子供のころの読書の充実が、成人してからの自己の意識・意欲・行動においての心理的な充実にかかわっていることも明らかになっています。

「自分は子供のころに本を読んでこなかった…」とがっかりすることはありません。成人となってからの読書習慣も行動力や意欲をかき立てることにプラスに働くことがあるということもわかっています。

何かに挑戦する前に、本を読んで多くの人の失敗や価値観を学ぶことで、自分のやりたいことに対しても前向きな意欲がわいてくるかもしれませんね。

明日から読書を始めるための簡単な方法

それでは、三日坊主にならないための読書法を紹介していきます。

今まで読書習慣がなかった人が、明日から机に向かって本を開くことはなかなかハードルが高いですよね。三日坊主にならないための読書には、ずばり「オーディオブックを使う」というのが良いでしょう。

「本を読む」という行為の中で最も大切なことは「自分の体験したことのない世界や、いろいろな価値観に触れられる」ことです。ですので、まずは「本を読む」という動作そのものにとらわれずに、オーディオブックを使って「本を聴く」と効率がいいでしょう。

また、心理学では1.5倍速や2倍速で聞くと集中力が高まることが分かっているので、オーディオブックで少し早めに聞いてみるのもいいかもしれませんね。