• 「月に1冊以上本を読む人」の割合は、年収1,000万円層では63.4%、平均年収層では55.4%。
  • (「月に1冊以上本を読む人」の中で)ビジネス書を読む人の割合は、年収1,000万円層に多く、平均年収層の約3倍
  • (「月に1冊以上本を読む人」の中で)漫画を読む人は平均年収層に多く、年収1,000万円層の約8倍

つまり、「年収の高い人はよく本を読み、さらに漫画などよりもビジネス書を好んで読む」ということがわかります。

忙しくて読書をする時間が取れないという人もいるかもしれませんが、世界で最もお金持ちの一人として知られるビル・ゲイツは、本を読むための時間を一定期間もうけ、小屋に引きこもってひたすら本を読むそうです。

彼は、何か新しいことを始めるときは限界まで本で情報収集をして、そのうえで他人とビジネスを始めるといいます。

このように世界を飛び回るビジネスマンでも時間をやりくりして本を読むくらいなので、きっと私たちにも工夫すれば1日15分や30分程度は本を読む時間をつくれるのではないでしょうか。

「本を読むと年収が上がる」ことを示す研究

では、本当に読書をすると年収が上がるのでしょうか?

東京大学大学院の心理学者である秋田喜代美教授らによる「子どもの頃の読書が成人の意識・意欲・行動に与える影響」という論文では、子供のころの読書の充実が成人してからの個人年収に影響を与える可能性が示唆されています。