親といえども人間です。感情的になってしまうこともあるでしょう。そのような場面では、親はさらに自己嫌悪に陥り、場合によってはさらに無意識で子どもに当たってしまうという、悪循環が生じてしまうこともあります。

そのような時には、「大きく深呼吸する」「頭の中でゆっくりと10数える」「トイレや部屋など、個室にひとりこもって気持ちを落ち着かせる」というような、即席の方法でも良いので、まずは気持ちを切り替えてみてはいかがでしょうか。

「しつけ」と「虐待」の境界線、それは…

「しつけ」と「虐待」の境界線、それは、簡単に言ってしまえば『子ども主体であるか、子どものことを優先してやった(言った)ことか』という違いに他なりません。

ただ大人の都合を押し付けた結果では無い、親の感情を優先しただけではない…ということが前提となります。実際の行動からは、このような境界線の違いを判断するのは大変難しいものです。

だからこそ、親は悩み、我が子と向き合う必要があるのです。「(自分の)子ども」としてでは無く「ひとりの個人(人間)」として向き合い、意見を聞くときには同じ目線で聞き、導いてあげる時には背中を押してあげる…そんな「頼られ、求められる大人」になれたら、とてもステキだと思いませんか?

LIMO編集部