選択肢には、「家計簿などを使って家計の収支を管理する」「収入の一部を天引きするなどして貯蓄を行う」「クレジットカードの分割払いを多用する」などといったものが並んでいます。あなたは、どれが不適切だと思いますか?
正解は、「クレジットカードの分割払いを多用する」です。クレジットカードの分割払いは通常金利が高めに設定されているので、一括払いなどできるだけ金利の低い支払い方法を選ぶように心がけましょう。
クイズをもう1問ご紹介します。「金利が上がっている状況で、資金の運用と借入れの金利をどう設定すればよいか」という問題です。選択肢は4つあります。
1.「運用は固定金利、借入れは固定金利」
2.「運用は固定金利、借入れは変動金利」
3.「運用は変動金利、借入れは固定金利」
4.「運用は変動金利、借入れは変動金利」
このうち、どれを選べばお得になるのでしょうか。
正解は、3の「運用は変動金利、借入れは固定金利」です。金利が上がっているときは、運用を変動金利にすると金利も連動して上がるので、利益が増えます。一方、借金をする場合は、変動金利にすると支払わなくてはならない利息が増えてしまうので、固定金利のほうが有利なのです。
自信過剰な人は詐欺にあいやすい?
フィデリティ退職・投資教育研究所は、2018年に『高齢者の金融リテラシー調査』を実施しました。調査対象は65~79歳の高齢者1万1,960人です。金融広報中央委員会が2016年に実施した「金融リテラシークイズ」を取り入れたほか、「金融詐欺にあったことがあるか」という設問を独自に追加しました。