「娘と同じように怒りなよ!」

とにかく私が気になるのは、娘と息子で叱る基準が違うことです。たとえば洗濯物を畳みたくなくて、パパの言うことをスルーする子供たち。娘の場合は諦めて夫自ら畳むのですが、息子の場合は畳むまで言い続けるのです。「畳もう」「ヤダ」「畳もう」……。この繰り返しにより最後には、「畳みな!」「わぁぁ~ん」と、怒られ泣くにたどり着きます。
結局息子を励まし畳むのは、私の役目。私の仕事を増やされたことと、息子だけ怒られている現状に、「娘と同じように怒りなよ!」と私の怒りは夫へ。娘も息子と同じように怒られているのなら、ここまで腹が立たないのかもしれません。

「なんで優しくしてあげないの!」

ただ夫は娘と息子に対して平等に接することも多々あります。それが良い面でもあるのですが、なぜそこを平等にする?というポイントもあるのです。そのひとつが、抱っこをしてあげないこと。外出中に5歳と3歳の子供に同じように、「疲れても抱っこはしない」と言うのです。5歳と3歳では体力に差があると思わないのでしょうか。さらに娘が3歳のときは、よく抱っこしてあげていたのです。今同じ土俵にあげるのではなく、3歳のときの娘と同じように、3歳の息子に接して欲しい。そう感じ「なんで優しくしてあげないの!」と私の怒りが爆発。息子も「パパは抱っこしてくれない」と諦めているので、疲れたり眠たくなったりすると、私の方にべったり。抱っこするのは結局こちらの仕事に…。

「日々の接し方のせいじゃん」

これは私が最も腹が立つこと。日々息子に厳しい夫。そのため息子は、すっかりママっ子に成長しました。お風呂も仕上げ磨きも、寝るのも、なんでもママでないと嫌がるのです。そうは言っても、常に私が対応できるわけではありません。パパにお願いすると、息子は「嫌!ママがいい」と大騒ぎ。すると夫が「じゃあいいよ、ママのこと待ってればいいじゃん」とすねるのです。

いやいや、そこですねるなよ…。こっちはそれどころじゃないくらい忙しいんだよ。と心の中で嘆き、ひとまず息子を説得しパパとしてもらうことになるのが日常なのです。そんなことがあった夜は決まって夫が、「なんで○○は、いつもあんなこと言うんだよ。甘やかしすぎじゃない?」と愚痴るのです。そこで私は、「日々の接し方のせいじゃん!こっちは他の家事に忙しいんだから、子供と上手くやってよ」と怒りMAXになるのでした。

まとめ

こんなに夫のことを愚痴りましたが、子育てには協力的で、週末にはよく子供と遊んでくれます。息子に厳しく接しますが、暴力をふるうことはなく、しつけの範囲内。「男親は男子に厳しいものだ」と自分に言い聞かせ、たっぷり息子を甘やかしてあげるママ。

その役割をしばらくの間は、楽しんでいこう。ママっ子の息子もかわいいし、役得かもしれません。そしてまたバトルをしながら、子育ては続くのです…。

小関 あんな