なぜだかあの人は上層部とうまくやれている、上司に媚びを売っているわけではないのに好かれている。そんな人っていますよね。そういう人は上司から愛されるようなキャラクターには見えないことも多いのですが、私たちの気が付かないようなところを上司に買われている可能性があります。

そこで今回は、「上層部とうまくやれる人」の特徴について見ていきたいと思います。

無遠慮だけれど冷静な人

無遠慮で態度も大きく、「上役にそんな失礼なこと言うの?」と呆れられるようなことを言う人が意外と評価されるのは、どういうところなのでしょうか。

ストレートに上司のことを批判したり文句を言ったりもするけれど、実は仕事を冷静に見ているという人がいます。筆者の上司がそうでした。役員に向かってそんなことを…?と思うようなことを口にして、一緒にいるこちらがぎょっとすることも多かったのですが、仕事では沈着冷静に対処ができるのです。

業務知識も専門知識も豊富で、役員もその知識量と経験に感心していたようです。役員がよく言っていました。「彼は、あの年齢とは思えないくらいの経験がある。きっと一度経験しただけのことも自分の中で上手に消化して、何倍にも膨らましているんだな」と。

実際その上司は若くしてマネージャーに昇進していましたし、大変なことも多々あったのだとは思いますが、それがきちんと実になっているという言葉がぴったりな人でした。

逆に言えば、業務がしっかりできていて経験と知識に裏付けられた自信がないと、役員の根拠のない提案やダメ出しなどに真っ向から反対したり、説得したりすることはできないということでしょう。