上司の手綱を引ける人
日本の会社ではめずらしくないと思いますが、それまで現場でまとめていた話が役員の思い付きの一言でひっくり返されることがありますよね。そういうときに、上手に上司の手綱を引いてあげられる人が上層部から評価されます。
というのも、役員同士でも「またあの本部の役員が厄介なことを言い出したな」とか「あの役員は目障りだな」と思うことがあるのです。
そういうときに「まあまあ、現場で議論してこの結論に至ったのは~〜という理由があるからです。あなたの案だと~〜というところに現実味がないですよ」と教えてあげられる人は非常に重宝されます。
役員同士で言い合うことになると、それはそれで厄介です。そういうときに、問題の役員の機嫌を損ねずに上手に丸め込んでくれる人がいると本当にありがたいのです。
また、そうした人はそれぞれの役員と普段から週末にゴルフに行ったり、釣りに行ったりという付き合いをしていることも多いのです。そのように親交をあたためているからこそできるワザでもあるんですね。
普段親しくしているからこそ「〇〇さん、それは今回のフェーズで詰め込むのは難しいので次回以降の課題にしておきましょう」「〇〇さん、それは予算的に厳しいです。お金があればできます!」と角を立てずに言えるのです。部下からも慕われますし、上層部からもかわいがられるタイプです。