なお、ヤマダ電機(9831)の傘下に入ることで事実上救済される形となった大塚家具(8186)は、先週末までの連日ストップ高から一転して一時▲14%安に迫る急反落となり、そのヤマダ電機は子会社化の発表以降3日続落となりました。株式市場の目は依然として厳しいようです。

一方、引き続き半導体関連株が買われ、東京エレクトロン(8035)は3日連続で年初来高値を更新し、アドバンテスト(6857)も再び年初来高値更新となりました。また、シャープ(6753)とソニー(6758)も高値更新となっています。

さらに、小売り株ではKDDI(9433)との資本業務提携が伝わったローソン(2561)が買われ、一時+6%高に迫る急騰となりました。

その他では、外食株で乗り換えの動きが見られ、株価上昇が続いてきた日本KFCホールディングス(9873)が一時▲7%安に迫る急落となり、吉野家ホールディングス(9861)やゼンショーホールディングス(7550)も続落となりました。

他方、「カレーハウスCoCo壱番屋」を展開する壱番屋(7630)が大きく値を上げ、上場来高値を更新したことが目を引きました。

新興市場(東証マザーズ)では、大日本住友製薬(4506)との開発契約を解消したサンバイオ(4592)に売りが殺到してストップ安のまま引けました。

さらに、そーせいグループ(4565)やアンジェス(4563)など医療バイオ株が総じて大幅安になっています。一方、先週上場のマクアケ(4479)は小幅続伸となりました。

葛西 裕一