なぜA子がその男性に対して“不審”だと感じたのか、それは常に子どもたちの行動をチェックするような目つきだったからだそう。まるで子どもを物色しているような行動だったらしく、大人であるA子が見ても気持ちの悪い雰囲気だったようです。
おもちゃ売り場へ行く時間帯はバラバラなのに、かなりの確率で姿を見かけるというその不審者。今回友人の子どもを連れ去ろうとした犯人はおそらく女性でしたが、子どもが集まるような売り場では、子どもをターゲットにした不審者が居ついているケースもあるのかもしれません。
店側も多少なり対策しているはずですが、おそらく事件が起きてからでないと店も警察も動けない…というのが現実なのではないでしょうか。今までお菓子売り場やおもちゃ売り場に危険があるなんて、思ってもいなかったのが事実。子どもが連れ去られる可能性はどんな場所にいてもあるのですが、特に子どもが集まるような売り場では警戒心を高めないといけないと痛感しました。
わが子とも事件の共有を
大切なわが子を守れるのは、親である大人だけ。とは言え、親も人間なので集中力の維持に限界があります。どれだけ大人が子どもを守ろうと必死になっても、当の本人である子ども自身に危機感がなければ元も子もありません。