その中でも、多少効果がありそうなのは、「お気に入りを見つける」こと。この遊びが好き、このおもちゃが好き、この歌が好きといった子どものお気に入りを知っておくことで、イヤイヤが発動した時に、それでどうにかなだめています。まさに、イヤイヤ期に対抗する「必勝パターン」です。

この時に注意が必要なのが、食べ物で解決することです。大好きな食べ物をあげるのは手っ取り早く、暴れているのを解消させる手段の一つですが、これをしすぎると前述したとおり、「暴れるとあの食べ物をくれる」と子どもが思ってしまいます。イヤイヤの発動の頻度が上がってしまいますし、それを延々と欲しがって収拾がつかなくなります。

遊びやおもちゃ、歌や絵本なら減るものではないので、そうなっても比較的大丈夫です。ちなみに、筆者の必勝パターンは、娘を洗濯物干しの棒の上に座らせて、そこから飛び降りるのをキャッチしてあげる遊びです。何が効果を表すか分からないもんですね。

まとめ

1~2歳の頃に訪れるイヤイヤ期。子どもたちが自分の欲求を泣いて、暴れて表現するこの時期には、お母さんたちは「私は子どもの奴隷なの?」と思ってしまうほどキツイ思いをしていることもしばしば。可愛いんだけど恐ろしいこの時期には、親の方もストレスを溜め過ぎないようにイヤイヤ期に対抗する必勝パターンを模索した方がよさそうです。

原田 光