通常、猫よりも犬の飼育費のほうが高くなるのが一般的です。猫は基本的に自分で”毛づくろい”をするうえに、しつけの必要もありません。一方、犬ではトリミング代やトレーニング費用、ドッグラン利用料などのお金がかかってきます。
ここからは、前出の一般社団法人ペットフード協会の調査をもとに、ペットにかかる1カ月あたりの総支出金額を、犬と猫のそれぞれについてみていきましょう。
犬の飼育費
犬1頭の飼育にかかる1カ月あたりの平均支出金額は1万368円、中央値は8000円でした。犬の平均寿命は犬種や大きさによっても変わってきますが、平均すると14.3歳です。年齢ごとに必要になる平均支出金額を平均寿命まで足して算出した生涯必要経費は、約179万円に上ります。
猫の飼育費
一方、猫1頭の飼育にかかる1カ月あたりの平均支出金額は6236円、中央値は4500円でした。猫の平均寿命は外に出すか室内のみで飼うかで異なり、平均すると15.3歳です。生涯必要経費は約112万円となります。
とはいえ、ペット飼育費はペットの状態や飼い主さんの考え方によって大きく変わってきます。