ここからは、2018年に楽天インサイトが実施した『ペットに関する調査』をもとに、ペット保険の加入率についてみていきましょう。この調査は20~69歳の犬または猫を飼っている全国の男女1000人を対象におこなわれました。
本調査の結果によると、犬の飼い主の30.4%、猫の飼い主の10.8%がペット保険に加入しているようです。1カ月あたりの保険料は、犬で平均3449円、猫では2898円となりました。
ペット保険は「突然の大きな手術で高額の費用がかかった」というようなケースには非常に有効です。ただし、問題も少なくありません。
そもそも、予防接種や健康診断、避妊や去勢手術などは、病気ではないという理由で保険の対象外になります。さらに、「特定の持病があると加入できない」「医療費を全額保険料でカバーできるとは限らない」「病気をすると保険が更新できないか、その病気が保険の対象外になる」などといったペット保険も珍しくないのです。
ペット保険を選ぶときは、保障内容や契約更新の条件をしっかり確認しておきましょう。
ペットを飼うなら最後まで責任を持とう
多くの飼い主さんにとって、ペットは大切な家族の一員です。病気になったときに十分な治療を受けさせたいなら、それ相応の備えが必要になるでしょう。
しっかり貯金をしておくのも1つの方法ですが、ペット保険の進化は日進月歩です。「もしも」のときに後悔しないためにも、自分に合ったペット保険があるかどうかチェックしてみてはいかがでしょうか。
参考:
ペットフード協会『全国犬猫飼育実態調査』
楽天インサイト『ペットに関する調査』
総務省統計局『家計調査(家計収支編)時系列データ(二人以上の世帯)全品目』
LIMO編集部