② 介護や医療についての整理
あなたが急に倒れ、そのまま意識不明になってしまったら…。あるいは、認知症などで物事の判断が十分にできなくなったとしたら…。
そのような時のために、治療方法や終末医療などの希望を書き記したり、かかりつけの病院や、病歴、服用している薬なども分かると、家族の精神的疲労や労力はだいぶ軽減されます。
介護状態や、万が一認知症により判断ができ来なくなってしまうような時のために、任意後見制度や民事信託についても確認しておくと良いでしょう。
③ 住まいについての方向性
身体が不自由になってしまった時にも安心して暮らせるよう、住まいに手すりを付けたり段差をなくすなどバリアフリー化することのほか、高齢者住宅への住み替えや施設への入所も選択肢になります。
自宅を将来どうするなど、今後の住まいのあり方について、意思や方向性を考えておくことが効果的です。
④ 相続の見通しをつける
まずは財産の整理がついていること、その上で、相続が発生した際に揉めないように、事前に準備しておく必要があります。そのためにも、家系図を整理し、誰が相続人になるかを確認しておきましょう。