親世代は、分からなければ人に聞いたり、「まぁいっか」と忘れてしまうことも少なくありません。それに比べ、疑問に思ったことはきちんと調べたり、使い分けてスピーディーに検索をする技術は、今後に役に立つことでしょう。
電車好きな長男の趣味は、「ヤフーで乗り換えを検索すること」。何時に出ると何時に着き、料金はいくらかかり、どんな駅があり、新幹線があるのか調べるのが好きなのです。
これはこれで算数や地理の勉強にもなるため、調べるクセは侮れないと思いました。
子から学ぶ意識も大事
「ホテル予約ならトリバゴ」といわれたとき、一番驚いたのは、親が使ったことのないアプリを子どもが知っていることでした。いずれデジタルに関する情報も、子どもの方がどんどん早くなるかもしれません。プログラミングが始まれば、知識のない親はお手上げです。
変化の早い現代だからこそ、若者から学ぶことも大切。視点を変え、現代っ子の良さを発見し、自分にも取り入れようと考えさせられました。
宮野 茉莉子
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
くらしとお金の経済メディア『LIMO』編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にて国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に従事。特に老後資金準備にむけて、投資信託や株式、債券などを用い、顧客ニーズやライフプランにあわせた丁寧でわかりやすい資産運用の提案が強み。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』の編集長。LIMOでは厚生労働省、金融庁、総務省、財務省(国税庁)など官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障制度、貯蓄、教育、キャリアなどをテーマに執筆。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)、中学・高校社会科(公民)教員免許保有。3児のひとり親で趣味は音楽鑑賞と読書(2025年6月7日更新)