ダブルケアに備えて自分自身で準備できることは2つあります。1つはできるだけ貯蓄をしておくことです。思うように貯蓄ができていない人は、家計の収支をチェックして無駄な支出を見直したり、収入が入ったらその一部を貯蓄用口座に移す「先取り貯金」を取り入れたりする方法を試してみてはいかがでしょうか。

「出産後にできるだけ正社員を辞めない」「出産前から保活をしておく」といったことも、家計の安定のためには有効です。副業や資格取得にも積極的にチャレンジしましょう。

育児や介護で利用できる補助金・助成金や行政サポートのなかには、自分で申請しないと利用できないものも少なくありません。無知でいることは、損をすることと同じです。「うちの親はまだまだ大丈夫」と思っている人でも、時間を見つけて少しずつ情報収集を始めましょう。

【参考】
(※1)『育児と介護のダブルケアの実態に関する調査』(内閣府委託調査:株式会社NTTデータ経営研究所実施)内閣府男女共同参画局

LIMO編集部