ダブルケアに備えて自分自身で準備できることは2つあります。1つはできるだけ貯蓄をしておくことです。思うように貯蓄ができていない人は、家計の収支をチェックして無駄な支出を見直したり、収入が入ったらその一部を貯蓄用口座に移す「先取り貯金」を取り入れたりする方法を試してみてはいかがでしょうか。
「出産後にできるだけ正社員を辞めない」「出産前から保活をしておく」といったことも、家計の安定のためには有効です。副業や資格取得にも積極的にチャレンジしましょう。
育児や介護で利用できる補助金・助成金や行政サポートのなかには、自分で申請しないと利用できないものも少なくありません。無知でいることは、損をすることと同じです。「うちの親はまだまだ大丈夫」と思っている人でも、時間を見つけて少しずつ情報収集を始めましょう。
【参考】
(※1)『育児と介護のダブルケアの実態に関する調査』(内閣府委託調査:株式会社NTTデータ経営研究所実施)内閣府男女共同参画局
LIMO編集部
執筆者
LIMO編集部は、経済や金融、資産運用等をテーマとし、金融機関勤務経験者の編集者が中心となり、情報発信を行っています。またメディア経験者の編集者がキャリア、トラベル、SDGs、ショッピング、SNSなどについて話題となっているニュースの背景を解説しています。当編集部はファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社・メガバンク・信託銀行にて資産運用アドバイザー、調査会社アナリスト、ファッション誌編集長、地方自治体職員等の経験者で構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ49年(589か月)で、メンバーが勤務していた金融機関は、野村證券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、日興証券、三菱UFJ銀行、三井住友信託銀行、日本生命、フィデリティ投信などがある。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFP等の資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。株式会社モニクルリサーチが運営(最新更新日:2024年9月30日)。