5. 破れたお札を交換するときは、紙片を集めるほど「3分の2」の境目に近づく

お札の交換で戻る額を決める数字は、3分の2と5分の2の2つです。約66.7%と40%の境目のどちらの側にあるかで、全額・半額・0円が分かれます。

試算では、2つに破れた1万円券は、紙片をそろえるかどうかで1万円・5000円・0円と変わりました。面積は同じお札の紙片を合計して判定されるので、小さな紙片を残しておくことが、戻る額に直結します。

一方で、境目の近くにあるお札は、自分で面積を測っても判定どおりになるとは限りません。表と裏の両面があるか、同じお札の紙片と認められるかも、日本銀行が確かめる点です。

傷んだお札は、自分で判断して捨てたり、無理にはがしたりする前に、日本銀行の本支店に相談したいところです。枚数が多いときは予約のときに枚数を伝え、来店の日時を調整してもらうことになります。

身近な金融機関に持ち込みたいときは、取り次ぎができるかを先にその金融機関に確かめておくと、手続きの見通しが立てやすくなります。

6. まとめ

破れたお札は、同じお札の紙片を合わせた面積で判定されます。日本銀行の引換基準では、表・裏両面があることを条件に、3分の2以上なら全額、5分の2以上3分の2未満なら半額で、5分の2未満は失効です。

紙片は弱いテープで貼り合わせ、貼れなかった紙片も一緒に持ち込みます。焼けたものは原形を崩さずに箱などに入れます。迷ったときは、来店する日本銀行の本支店に事前に相談してみてください。

※本記事の試算は一定の前提に基づく概算です。実際の引換えの可否と金額は日本銀行が判定します。最新の取扱いは日本銀行の本支店でご確認ください。

参考資料

塚本 奈津子