5. 【数字から見えること】リボ払いの残高は「元金にいくら回ったか」で見る
試算では、実質年率18%・残高10万円を手数料込みの方式で月3000円ずつ返すと、完済まで47回、手数料の総額は約3万9600円でした。毎月の元金を3000円ずつ減らす手数料別の方式なら(1回目の支払額は約4500円)、34回、約2万5800円です。
数字の読み方としては、毎月の支払額よりも、そのうち元金にいくら回ったかを見るのが手がかりになります。手数料込みの方式で月3000円の場合、1回目に元金に回るのは、支払額3000円から手数料を引いた約1500円です。明細の「元金」「手数料」「支払残高」の欄を毎月並べると、残高の減り方がつかめます。
もう一つは手数料率です。大手4社の案内では、2026年10月以降に手数料率を改定した会社や、これから改定する会社があり、手数料込みの方式・月3000円の試算では、実質年率15.0%と18.0%で手数料の総額に約9500円の差が出ます。自分のカードの手数料率と、どの利用分から変わるかは、会員向けのサイトや規約で確かめておきたいところです。
支払いの方式も、会社やカード、申し込んだコースによって違います。手数料込みの方式か手数料別の方式か、定額か残高スライドかは、会員向けのサイトや明細で確かめられます。
支払いが難しくなったときや、契約の内容で分からないことがあるときは、まずカードの裏面にあるカード会社の窓口に問い合わせます。契約のトラブルなどで困ったときは、消費者ホットライン「188」で、近くの消費生活センターなどを案内してもらえます。
6. まとめ
リボ払いの手数料は、残高に実質年率をかけて日割りで計算します。大手4社の案内では実質年率は15.0〜19.8%で、手数料込みの方式では、毎月の支払額から手数料が引かれた残りが元金に回ります。実質年率18%・残高10万円を月3000円で返すと、手数料込みの方式では完済まで47回、手数料の総額は約3万9600円です。
リボ払いの残高が減らないと感じたら、明細で元金に回った額と手数料率、支払いの方式を確かめ、支払額を増やせるか、まとめて返せるかをカード会社に問い合わせてみてください。困ったときの相談先として、消費者ホットライン「188」もあります。
※本記事の試算は一定の前提に基づく概算です。実際の手数料は、利用日・締切日・支払日、カードの種類や手数料率、支払いの方式によって異なります。ご利用のカード会社の規約や会員向けのサイトでご確認ください。
参考資料
- 日本クレジット協会「リボ払いの特徴と利用上の注意」
- JCB「リボ払い」
- JCB「【重要】ショッピングスキップ・分割・リボ払いの手数料率改定のご案内」
- 三井住友カード「リボ払い」
- 三菱UFJニコス「ショッピング(分割払い・リボルビング払い)利用手数料改定にかかわる会員規約改定のお知らせ」
- 三菱UFJニコス「リボ払いシミュレーション」
- 楽天カード「ショッピングリボ払いの包括信用購入あっせんの手数料計算方法改定に関するお知らせ」
- 消費者庁「消費者ホットライン」
塚本 奈津子