リボ払いで毎月払い続けているのに、明細の残高がなかなか減らない……。リボ払いの残高の減り方は、手数料の計算のしかたと、毎月の支払額に手数料が含まれるかどうかで変わります。
リボ払いは毎月の支払額がほぼ一定なので、支払いのうち手数料にいくら回り、元金がいくら減ったかは、明細の数字を見ないと分かりにくい支払い方法です。ここでは、日本クレジット協会の説明と大手カード会社4社の案内で、手数料の計算方法と手数料率を確かめます。
そのうえで、残高10万円あたりで、手数料込みの方式と手数料別の方式を比べ、完済までの回数と手数料の総額を試算します。
※手数料率と計算方法は、JCB・三井住友カード・三菱UFJニコス・楽天カードの4社の案内(2026年11月4日に確認)をもとにしています。
1. リボ払いの手数料はどう決まる?残高に実質年率をかけて日割りで計算し、大手4社の案内では年15.0〜19.8%
リボ払いの手数料は、残高に手数料率をかけて計算します。日本クレジット協会「リボ払いの特徴と利用上の注意」は、リボ払いでは「支払残高」に一定の比率(手数料率)を乗じた手数料がかかると説明しています。
大手4社の案内では、手数料は残高に実質年率をかけ、1年365日(うるう年は366日)の日割りで計算します。式にすると「残高×実質年率×日数÷365」です。手数料率は、カードの種類や入会・利用の時期で違います。
- 【JCB】実質年率18.00%(2026年10月1日の利用分から順次改定。カードにより異なる)
- 【三井住友カード】入会時は実質年率18.0%(2026年3月30日以前に入会した場合などは15.0%)
- 【三菱UFJニコス】実質年率18.00%から19.80%に改定(NICOSカードは2026年12月請求分から、旧MUFGカード・旧DCカードは2027年2月請求分から。改定前に利用した残高にも新しい手数料率がかかる)
- 【楽天カード】2026年11月請求分から、月割りの計算を日割りの計算に変更(お知らせの計算例は実質年率17.64%)
仮に実質年率18%なら、残高10万円にかかる手数料は1か月あたり約1500円です(1か月の日数を365÷12日として計算。30日なら約1479円)。残高が2倍になれば、手数料も約2倍になります。