5. 夜行バスの運転手の働き方はどう変わった?2024年4月から拘束時間は年3300時間以内

厚生労働省によると、バス運転者の労働時間などの基準(改善基準告示)は、2024年4月1日から次のように変わりました。

  • 【1年の拘束時間】3380時間以内から、原則3300時間以内に
  • 【1日の休息期間】継続8時間以上から、継続11時間以上を基本とし、9時間を下回らないことに

高速バスの乗務者などには、労使協定による例外も設けられています。この基準の見直しが運賃にどう影響したかは、公表された資料からは分かりません。

6. 【試算結果】年末は夜行バスと新幹線の差が約8400円縮む

今回の試算では、年末のほうが夜行バスの「安さの幅」が小さくなるケースがあることが分かりました。往復の交通費の差は、12月上旬の平日なら約1万9320円、年末なら約1万940円で、差は約8400円縮んでいます。

新幹線は年末でも閑散期との差が片道600円にとどまる一方、夜行バスの最安値は約2.4倍になります。年末に夜行バスを選ぶ場合は交通費の差が縮む可能性があることを鑑みたうえで、ホテル代が浮く分や滞在時間、車中で2泊する体の負担を比較すると、より後悔の少ないスケジュールが組めるかもしれません。

また、夜行バスの運賃は日によって変わります。スケジュールに余裕がある場合は、予約前に出発日を1日ずらした場合の運賃も見比べておくとよいでしょう。

7. まとめ

年末の東京と大阪の往復は、2026年10月26日時点の最安値で試算すると、夜行バスと新幹線の交通費の差は約1万940円でした。12月上旬の平日の約1万9320円と比べると、差は小さくなります。

新幹線で行けば、これにホテル1泊分が加わります。一人か、友達二人で部屋を分けるかでも差が変わるため合わせて考慮が必要です。

夜行バスの運賃は予約の時期でも変わるため最新の運賃を確かめ、さらに旅行先での滞在時間なども含めて比較することで、より満足度の高いスケジュールが組みやすくなるでしょう。

※本記事の試算は一定の前提に基づく概算です。夜行バスの運賃は、乗る日・便・座席の種類・予約する時期によって変わります。最新の運賃は各社の公式サイトでご確認ください。

参考資料

塚本 奈津子