園児が輝くために園庭を全力で走り回る大人たち。注目していないと見落としてしまいがちですが、園によってはそれが先生ではなく、保護者である場合があります。保護者が玉入れの棒を持つだけの園から、中には園児たちを並ばせ誘導までも役員さんがやる園まで、親たちの役割も園によってさまざま。

その温度差は入園後の生活に直結します。わいわいイベントを行うのが好きな人であれば問題ありませんが、あまり保護者の出番が多い園はちょっと…と考えるのであれば、避けるのも自分のためです。

プログラムにも注目!パパの出番をチェック!

子供の出し物をチェックする以外にも使えるのが、運動会のプログラムです。「親子競技」の文字であれば比較的一般的ですが、園によっては「父母による競技」なんてものもあるのでその内容をしっかり見ておきましょう。

事前練習もなく当日子供を背負って走るだけのものなのか、仮装を準備したり、踊りを覚えたりするため園に何度か通わなくてはいけないのか。忙しいパパや人前に出るのが苦手というパパにとって決してハードルの低いものではないでしょう。

こういったプログラムがある園を希望するのであれば、あらかじめパパに参加の意向があるのか確認しておきましょう。知らないまま強制参加、などの事態は夫婦喧嘩の火種になりかねません。

そういえばモクモクしていた!?喫煙所の賑わいもチェック!

また、子供だけでなく保護者のカラーが意外と出るのが喫煙所といった大人の施設です。全面禁煙の園も増えてきましたが、いまだに保護者の喫煙所が設置されている園などもあるため、そこにどれくらい大人が集まるかなども小さな子供を持った非喫煙者にとっては気になるところです。また、ビデオ席などでマナーを守って見学しているかなど、保護者のモラルも見極めることができます。

まとめ

保護者とはじめて離れて暮らすという子供もたくさん集まる幼稚園。子供も不安なら、送り出す親も不安でいっぱいです。パンフレットやホームページではいまいちイメージがわかなかったことも、実際にそこで生活する人たちと触れることで、見えてくることも多いのではないでしょうか。

限られた期間の中で自分の求めるものを見極めるのは、なかなか苦しいことも多いと思います。子供が快適に幼稚園生活を送れるように、しっかり幼稚園を事前に見極て、後悔のない数年間が送れるといいですね。

佐渡 六花