海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がYouTubeで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、海外で動物保護活動を行う団体「Adăpostul Speranța(アダポストゥル・スペランツァ)」のYouTubeチャンネル@adapostulsperanta7404に投稿された動画。

投稿には、保護施設に運ばれてきたばかりで全身の毛が固くもつれてしまっていた大型犬「キア」が、スタッフの手で丁寧にトリミングされ、健康チェックを受けていく様子が収められています。

執筆時点で228回再生、約40件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、犬の生涯費用についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

1. 【毛がもつれた状態で保護施設にやってきた犬】キアの当時の様子

保護された当時の様子1/9

保護された当時の様子

出所:@adapostulsperanta7404

保護施設「Adăpostul Speranța」に到着したばかりのキアは、全身の毛が固くもつれ、絡み合ってしまっている状態でした。動画では、キャリーケースで施設に運ばれてきたキアや、犬舎の中で佇む姿が映し出されています。

テロップでは「これから彼女と他の3匹の子犬たちの変身をお見せします」「同じくらい大きくて美しい子たちですが、今はひどい状態に見えます」と紹介されており、キアがどれほど毛がもつれた状態で保護施設にやってきたかがうかがえます。

スタッフは「これから整え、毛を刈り、健康チェックにも連れて行きます。その後、皆さんに迎えていただけるのを待っています」と呼びかけていました。

2. 【トリミングを受けたキア】少しずつ見違えていく姿

回復した現在の姿2/9

回復した現在の姿

出所:@adapostulsperanta7404

スタッフの手によってブラシや電動バリカンが入れられると、キアの体からは大量の毛がみるみるうちに抜け落ちていきました。

長く伸びて絡み合っていた毛が少しずつ短く整えられていくにつれて、キアの顔立ちやまなざしがはっきりと見えるようになっていきます。

すっきりした毛並みになったキアの姿3/9

すっきりした毛並みになったキアの姿

出所:@adapostulsperanta7404

トリミングが進み、体の毛が短く刈り込まれたキアは、動画の中でカメラの方をじっと見つめる仕草を見せています。スタッフたちは「広い庭が必要だよね」とキアに語りかけながら作業を続けており、新しい家族と出会える日を願う様子がうかがえます。

コメント欄では

  • 「皆さんのことを心から尊敬しています。これほど誠実で美しい動物の里親募集活動は見たことがありません」
  • 「あなたたちがこの子たちのためにしてくれていることを、心から嬉しく思います。この動画に映っている子は本当に美しいです」

など、キアと保護施設の取り組みを称える声が寄せられていました。

――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。

3. 著者からの一言コメント

LIMO アニマル・ストーリー部
今回、Adăpostul Speranțaが投稿したキアの動画をリサーチする中で印象に残ったのは、保護施設に運ばれてきたばかりの動物が、必ずしも痩せ細っていたり大きな怪我を負っていたりするとは限らないという点でした。キアの場合、体つき自体は大きく健康そうに見える一方で、毛が固くもつれてしまい、本来の表情や毛並みすら見えづらくなっていました。長期間ブラッシングや手入れを受けられない環境に置かれると、被毛の状態だけでこれほど印象が変わってしまうのだと、あらためて実感させられました。読者の皆さんの中で、もし毛の長い犬や猫を飼っている、あるいはこれから迎える予定があるという方がいれば、定期的なブラッシングやトリミングを怠らないようにしていただきたいと思います。毛玉や絡まりを放置すると、皮膚トラブルの原因になるだけでなく、今回のキアのように本来の愛らしさが伝わりにくくなってしまいます。そして何より伝えたいのは、こうした地道なケアの積み重ねが、キアのように新しい家族との出会いへの一歩になっているということです。動画に映っていたスタッフたちの丁寧な手つきからは、保護施設での日々の努力が確かに動物たちの未来を支えていることが伝わってきました。

4. 命を迎える覚悟のために。犬の生涯費用はどれくらい?

過酷な環境から救い出された犬たちの姿を見ると、命を預かることの重みを改めて感じます。実際に犬を迎える際には、平均寿命まで見据えた生涯費用を知っておくことも大切です。

2025年のデータでは、犬全体の生涯必要経費は平均「278万4190円」で、超小型犬は「300万2239円」と、体の大きさに関わらず高額になる傾向があります。

私はアナリストとして、金額は「総額」と「単位あたり」の両面で見る癖をつけてきましたが、犬の生涯費用もその視点で眺めると発見があります。ペットフード協会の令和7年(2025年)調査では、犬の生涯必要経費は平均278万4190円。大きさ別では超小型が300万2239円で最も高く、中型・大型(277万5565円)を上回っています。

(中略)

もう一つ大切なのは、費用が毎年一定ではないことです。記事も触れているとおり、初年度は用品やワクチン、高齢期は医療費と、支出には山があります。ですから総額の大きさに身構えるより、「年あたり約20万円を、毎月に均してコツコツ備える」と捉えるほうが現実的です。早めの積立や、必要に応じた保険の検討でこの山谷をならしておくと、長い時間を穏やかに過ごせるのではないでしょうか。

犬の生涯必要経費は約278万円、大きさ別では超小型犬が300万超と最高。平均寿命から算出した「一生分の費用」
犬の生涯必要経費は約278万円、大きさ別では超小型犬が300万超と最高。平均寿命から算出した「一生分の費用」

フード代や医療費、トリミング代などを含め、2023年から3年連続で上昇を続けています。最後まで責任を持って迎えるためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。

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参考資料