海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。
今回ご紹介するのは、ポートランドで動物保護をしている「Street Dog Hero」のInstagramアカウント@streetdogheroの投稿。
今回は、重度の腫瘍を患いながらメキシコの路上で暮らしていた犬が、治療によって回復した後、新しい家族と幸せに暮らす現在の様子を紹介してくださっています。
執筆時点で約540件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。
また記事中では、犬・猫の平均入手価格についても解説していきます。
※投稿の画像は【写真】をご参照ください。
1. 【重度の腫瘍を患い路上で暮らしていた犬】治療後回復し、新たな家族と幸せに暮らす現在
海外のSNSで、重い病気を抱えながらメキシコの路上で暮らしていた犬「マニー」が保護され、治療を経て新しい家族と暮らす様子が紹介されています。
発見された当時のマニーは、TVT(可移植性性器腫瘍)と呼ばれる腫瘍を患っていたそうです。症状は重く、治療を受けなければ命に関わる可能性もある状態でした。
その後、マニーは必要な治療を受け、無事に回復。さらにメキシコからアメリカ・オレゴン州へ渡ることになりました。
現在はポートランドで、生涯をともにする家族と幸せに暮らしています。
ネット上では、治療を経て元気になったマニーの姿を喜ぶ多くの声や、大きな変化に胸を打たれる声が寄せられました。
――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。
2. 著者からの一言コメント
初期には食欲や元気に大きな変化が見られないこともありますが、しこりができるほか、出血や膿のような分泌物が見られることがあります。普段は確認しにくい場所にできることもあるため、愛犬の体を日頃から観察し、気になる変化があれば早めに動物病院を受診しましょう。治療には抗がん剤による化学療法が用いられることが多く、治療が長期間にわたる場合もあります。
可移植性性器腫瘍は、性成熟した犬であれば犬種を問わず発症する可能性がある腫瘍ですが、現在の日本では発症例が非常に少ないため、必要以上に心配する必要はないとされています。愛犬に渡航歴があり、気になる症状が見られた場合は、受診時に渡航歴についても獣医師へ伝えましょう。
3. 新しい家族を迎える前に。犬・猫の平均入手価格を知っておこう
過酷な環境から救い出された動物たちの姿を見ると、これから保護犬・保護猫を迎えたいと考える方も多いのではないでしょうか。
ペットショップやブリーダーなど有償で犬・猫を入手する場合の平均価格は、2025年で犬が「21.6万円」、猫が「17.5万円」となっており、猫は3年間で約35.7%上昇しています。
一方で無償譲渡を希望する声も多く、犬53.6%、猫76.9%が無償での譲渡を望んでいるというデータもあります。
私はアナリストとして、モノを「買うときの値段」より「持ち続けるコスト」で評価することを大切にしてきましたが、ペットもまさに同じだと思います。ペットフード協会の令和7年(2025年)全国犬猫飼育実態調査では、有償で入手した場合の平均価格は犬が21万6000円、猫が17万5000円。とくに猫は、この3年で約35.7%上がっています。
(中略)
そして何より、無償譲渡を望む人が猫で76.9%、犬で53.6%にのぼる背景には、命を預かることの重みへの意識があるのだと思います。価格を比べる前に、「10年後、20年後も最後まで世話を続けられるか」――その一点を落ち着いて考えることが、いちばん確かな判断材料になるのではないでしょうか。
その後の飼育費まで見据えて考えるためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。
参考資料
小泉 柚乃

