下宿先に帰る朝、娘の「パパの弁当食べてから」 元料理人の父がつくる弁当
手づくりの弁当と、頼りになる中食 人気TikTokerの投稿をもとに、食卓の選び方を統計とあわせて紹介。
【写真提供】@koukouseinoobentou(投稿・写真著作権者)
父がつくるお弁当の動画が、TikTokで話題になっています。
動画を投稿したのは、「@koukouseinoobentou」さん。
投稿された動画は、執筆時点で500件を超える「いいね」を集めています。
そこで、LIMO編集部は「@koukouseinoobentou」さんに許可をいただき、気になる本投稿のポイントをご紹介します。
また記事中では、手づくりと中食の使い分けにも関わる家計の「食費」も解説します。
※投稿の画像は【写真】リンクをご参照ください。
※今回ご紹介する投稿は、投稿者様の掲載許可を頂いております。
前の晩はデリバリー、翌朝は台所に立つ。その両方があるのが、毎日お弁当をつくり続けてきた人の食卓なのだと思います。白ごはんに梅干しとのり、卵焼き、きんぴらごぼう、トマト。朝のうちに一段を仕上げる手数は、続けている人だから出てくるものなのでしょう。今回の投稿は、そのお弁当が娘さんに渡る場面までを収めています。ここからは、動画に映る場面を順に見ていきます。
1. 前の晩はデリバリー 翌朝、父は台所に立った
「@koukouseinoobentou」さんは、高校生の息子に毎朝お弁当をつくり、夜は父子で食卓を囲む様子を発信しているTikTokerです。
動画は「娘の夏休みも終わり」「下宿先に帰るのに」というテロップから始まります。帰省していた娘との最後の食事は、デリバリーで届いたものでした。
2. 「息子の弁当作ってたら」起きてきた娘が言ったこと
翌朝、いつものように息子のお弁当をつくっていると、起きてきた娘が突然「パパの弁当食べてから」帰ると言い出します。
白ごはんには梅干しとのり。おかずは卵焼き、きんぴらごぼう、ブロッコリー、くし形に切ったトマト、たれをからめた肉のおかず、きつね色の揚げ物が並びます。ピックで彩りまで整えられた一段です。
3. 弁当を食べる後ろ姿と、「また帰って来なさい。」
下宿先に帰る支度の途中で、娘は食卓に着き、父がつくった弁当に箸をつけました。出発前のひとときが、そのまま映されています。
弁当を食べ終え、荷物をまとめて出ていく娘へ。最後に置かれたテロップは「また帰って来なさい。」でした。
コメント欄では
- 「娘さんの気持ち分かるなぁ」
- 「家族との楽しい時の最後にお父さんのお弁当が、食べたいって嬉しいですね」
など、共感の声が寄せられていました。
@koukouseinoobentouさん、掲載のご許可をありがとうございました!
前の晩はデリバリー、翌朝は手づくりという流れが印象に残りました。こうした振れ幅は、珍しいものではないように思います。家計調査に残るのは、食料にいくら使ったかという金額です。その一食を誰がつくって、誰と食べたのかまでは出てきません。今回の投稿で残っていたのは、ちょうどその部分でした。もっとも私の場合、作るつもりで買った食材を横目に、アプリを開いてしまいそうです。
4. 手づくりと中食、食費の内訳から
総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)2025年(令和7年)平均結果の概要」によると、二人以上の世帯の1か月あたりの食料への支出は「9万4895円」でした。
その内訳では、惣菜や弁当などの調理食品が「1万3580円」、外食が「1万6563円」。この2つで食料費のおよそ3割を占めています。
ここで、家計管理の視点から二つ補足します。一つは、中食をゼロにする必要はないという点です。忙しい日に頼れる選択肢があることが、続けるための余力になります。もう一つは、ここで挙げたのが全国の平均だという点です。世帯の人数や食事の取り方で金額は変わるので、自分の家計と重ねるときは内訳まで見ておきたいところです
※当記事は、話題となった情報をお伝えすることを目的としています。
※本サイトは当記事内で扱う投稿において、その内容に起因する損害について保証いたしません。
参考資料
中沢 新
著者
1989年生まれ、群馬県出身・在住。くらしとお金の経済メディア「LIMO」にてニュース解説記事の編集・執筆に従事後、現在は厚生労働省管轄の年金・貯蓄・資産運用・住宅ローン・FX等の記事制作支援を担当。現在は群馬県内の中山間地域に暮らしながら、二地域居住・地方移住・地方での働き方をテーマとした記事では、地方で生活する当事者の視点をあわせて執筆・監修している。証券外務員一種、3級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP3級)保有。
早稲田大学文化構想学部文芸・ジャーナリズム論系卒業。学部では戯曲・研究創作ゼミに所属し、主に英米の劇作家の作品を耽読。早稲田大学大学院政治学研究科ジャーナリズムコース中途退学。準修士(ジャーナリズム)。大学院では精神医療の現場にてアートセラピーの実践者を取材し、ルポの執筆を行う。
フリーランスライターとして活動した後、東京都世田谷区の訪問介護事業所の訪問介護職員、地域情報サイト編集記者、老人ホーム検索サイト編集者、おすすめ情報サービス編集者を経て、現職。訪問介護の実務経験と介護福祉士実務者研修の修了を通じて、地方における医療・介護アクセスの実情にも知見を持つ。介護職員初任者研修・介護福祉士実務者研修修了。
【主な執筆・監修テーマ】
年金・貯蓄・資産運用などの家計分野に加え、二地域居住と特定居住促進計画、テレワークの普及状況、鳥獣被害と農林業、地方の教育費負担など、地方で暮らすことに関わる公的統計の解説を継続的に担当。
【編集方針】
記事中の数値は原則として官公庁・公的機関が公表する一次資料にあたり、出典と公表時期を明記しています。制度や支援策は改正・年度更新があるため、適用可否は各自治体の窓口や公式情報での確認を推奨しています(2026年8月28日更新)。