私の中のJ.フロント リテイリング(3086)は、長いあいだ百貨店の会社だった。売上の構成を見れば、その印象はおおむね正しい。ただし利益率の並びに目を移すと、稼ぐ力の序列は少し違う姿になる。株価は直近1カ月で水準を切り下げ、2026年9月11日の終値は2,607円だった。株価の推移やPERを確認していこう。
※本記事中の株価は、過去の株式分割の影響を調整した値を使用しています。
この記事のポイント
- 2026年2月期のSC事業の営業利益率は20.7%で、百貨店事業の11.2%を9.6ポイント上回る
- SC事業は売上構成の14.8%にとどまるが、セグメント別の営業利益では26.3%を占める
- 株価は8月中旬から1割強下落し、9月11日時点のPERは22.24倍、PBRは1.55倍
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次のページでは、「J.フロント リテイリング」の売上の6割を百貨店が占めながら、利益率の序列はそれと違っているという構造を取り上げます。売上15%のSC事業が、セグメント利益の4分の1を稼いでいます。株価は1カ月で1割強下げ、PERは22倍台という水準です。この偏りを確認します。