後期高齢者医療制度の保険料はどう決まるか|「所得割は一律」と思われがちだが医療費控除も配偶者控除も使えない仕組みと、年金収入別の年間保険料を試算して解説 均等割と所得割の計算式から、令和8年度新設の子育て支援金分・低所得者向けの各種軽減措置まで、より丁寧に詳しく整理 2026.09.19 17:09 公開 執筆者齊藤 慧 「後期高齢者は保険料が一律」と思われがちですが、実際は均等割額と所得割額の合計で決まり、所得割の計算では医療費控除や配偶者控除などの各種控除が一切使えません。令和8年度から「子ども・子育て支援金分」が新設され、従来の医療分に上乗せされています。年金収入別の保険料試算や、低所得者向けの軽減措置まで、東京都後期高齢者医療広域連合の公式情報にもとづき編集部が整理しました。 この記事のポイント 後期高齢者医療制度の保険料は、全員一律の「均等割額」と所得に応じた「所得割額」の合計で決まる 所得割の計算では基礎控除43万円のみが使え、医療費控除や配偶者控除などの各種控除は反映されない 令和8年度から「子ども・子育て支援金分」が新設され、従来の医療分に上乗せされている 記事の続きを読む 1/2 出典:東京都後期高齢者医療広域連合『保険料の決め方・賦課』 を基に編集部試算 Check! 次のページでは、低所得者向けの軽減措置がどのような所得基準で適用されるのか、7割・5割・2割それぞれの区分の目安を一つずつ具体的に丁寧に確認していきましょう。所得基準の目安がどこにあるのかも具体的な数字で見ていきます。 画像と一緒に記事を読む 関連記事 児童手当「高校生まで拡大」は在学中の子だけが対象だと思われがちだが、実際の判定基準は年齢のみ。令和6年10月の拡大の経緯と、経過措置の申請期限を過ぎると遡って受け取れない注意点を解説 「高校生まで拡大」と聞くと、対象は「高校に通っている子」だと思うかもしれません。しかし、児童手当の支給対象を決めているのは、実際には在学状況ではなく「年齢」です。高校に通っていなくても、年齢の条件さえ満たせば対象になります。支給対象が高校生年代まで拡大された経緯と、その正確な判定基準を、こども家庭庁の公式情報にもとづき編集部が整理します。支給対象は、令和6年10月分から高校生年代まで拡大されました。 先進医療は高額療養費の対象になる?技術料は全額自己負担でも、診察・検査・入院料は対象になるという見落としがちな仕組みを解説 「先進医療は高額療養費の対象になりますか」——この質問に「対象外です」とだけ答えると、実は正確ではありません。先進医療が高額療養費の対象になるかどうかを、公的資料にもとづき編集部が整理。技術料は全額自己負担ですが、診察・検査・入院料等は通常の高額療養費の対象です。令和6年度実績の技術料総額や、限度額適用認定証との関係、患者申出療養との違いもわかりやすく解説します。 老人ホーム費用は子どもが扶養義務で全額負担すべきと思われがちだが、実際は自分の生活を保った余力の範囲でしか義務が生じない「生活扶助義務」を解説 「親が老人ホームに入るなら、子どもである自分が費用を全額負担しなければならないのではないか」——そう思い込んで、無理な負担を抱え込んでしまう人がいるかもしれません。民法上の扶養義務には範囲があり、親子間の扶養義務は生活を無制限に支える生活保持義務ではなく、自分の生活を保ったうえでの余力の範囲にとどまる生活扶助義務です。老人ホーム費用について誰が払うべきかを厚生労働省の公式資料にもとづき整理します。 介護保険の住宅改修費は工事後に領収書を出せば戻ってくる?実際は着工前の事前申請が必須で、申請前の工事は給付対象外に。20万円の限度額と3段階リセットの仕組みを解説 対象となる工事の範囲と、福祉用具の支給限度額との違いも整理して紹介 LIMOをGoogle検索のお気に入りに登録!詳しくはこちら→ copy URL 関連タグ #後期高齢者医療制度 #健康保険料 #所得 #子ども・子育て支援金