【成年後見制度】認知症で預金が動かせなくなったら、「後見人」は誰が選ばれる?親族7014件、親族以外3万5718件 2026.09.15 08:28 公開 執筆者LIMO編集部貯蓄解説班 成年後見制度の利用者は、令和7年12月末で25万9901人。前年から約2.3%増え、家庭裁判所への申立ても3年続けて増えています。使われる理由の9割超は預貯金の管理・解約で、開始原因の約61.3%は認知症です。ところが、後見人に選ばれた親族は7014件にとどまります。誰が本人に代わって預金を動かしているのか、そして預金を作っている50歳代の家計がどうなっているのかを確かめます。 この記事のポイント 令和7年の申立ての動機で最も多かったのは預貯金等の管理・解約で3万9871件。制度が使われる理由の大半が、預金を動かせないことに集まっている。 開始原因の6割は認知症。それまで自分で預金を管理してきた人が管理できなくなる場面が、そのまま制度の入口になっている。 後見人に選ばれた親族は7014件。申立書に親族を候補者として書いていても、選任されるとは限らない。 記事の続きを読む 1/2 出所:最高裁判所事務総局家庭局「成年後見関係事件の概況(令和7年1月〜12月)」をもとにLIMO編集部作成 Check! 次のページでは、この表で親族以外が選ばれた3万5718件の中身を確かめます。最も多いのは司法書士で1万1966件、次いで弁護士、社会福祉士と続きます。申立書に親族を候補者として書いても、選ばれるとは限りません。制度が必要になった原因の6割が認知症であることも、あわせてみていきましょう。 画像と一緒に記事を読む 関連記事 【国家公務員の俸給】大学卒と高校卒の差がいちばん開くのは経験15年から20年の「5万3649円」、35年以上ではいくらまで縮む? 同じ職場で同じ年数働いても、大学卒と高校卒では給与に差が出るのでしょうか。人事院の令和8年国家公務員給与等実態調査には、平均俸給額が経験年数と学歴のマス目で公表されています。1年未満から35年以上まで、12の階層に分かれています。経験1年未満の差は3万1785円ですが、年数とともに一本調子で開くわけではありません。この記事では、経験年数ごとの俸給額を一覧で比べ、差がどこで開いてどこで縮むのかを確認していきます。 【9月1日から順次届く「緑色の封筒」】年金生活者支援給付金は2026年度から3.2%引き上げ、基準額はひと月5620円。それでも平均は「4146円」、どこで差がつく? 9月は、日本年金機構から「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)」が順次届く月です。年金生活者支援給付金は、年金に上乗せして受け取れる公的な給付で、2026年度の給付基準額は前年度から3.2%引き上げられ、老齢の場合はひと月5620円が基準になっています。ただし、基準額がそのまま振り込まれるわけではありません。この記事では、2026年度の給付額と3種類の支給要件、緑色の封筒が届いたあとの手続きを確認していきます。 【年金生活者支援給付金】受け取っているのは781万9978件、4種類で平均額が違う。老齢4146円・障害5727円・遺族5228円・補足的老齢2177円 年金生活者支援給付金を受け取っているのは781万9978件で、月額の総額は338億5700万円です。よく知られているのは老齢年金生活者支援給付金ですが、実際には4種類あり、平均給付金額もそれぞれ違います。老齢は月4146円で、令和8年度の基準額である月5620円を下回っています。4種類の件数と平均額、そして老齢の給付額がどう計算されるのかまで解説します。 LIMOをGoogle検索のお気に入りに登録!詳しくはこちら→ copy URL 関連タグ #貯蓄 #預金 #銀行