高額療養費は確定申告が必要か|税務署への申告は不要で、加入先の保険者への申請だけで完結する仕組み?医療費控除との違いを丁寧により詳しく解説 給付そのものは非課税であることや、会社員と自営業者との違いで確定申告との関わり方が異なってくる点まで整理 2026.09.18 06:09 公開 執筆者齊藤 慧 「高額療養費を受け取るには確定申告が必要」と思われがちですが、実際には税務上の申告対象ではなく、加入している健康保険への申請だけで完結します。高額療養費の給付そのものは非課税で、収入として申告する必要もありません。一方で混同されやすい医療費控除は逆に確定申告が必須で、支払った医療費から高額療養費の金額を差し引く必要があります。会社員と自営業者での違いまで整理しました。 この記事のポイント 高額療養費を受け取るために確定申告は必要なく、加入している保険者への申請だけで完結する 高額療養費の給付そのものは非課税で、収入として申告する必要もない 医療費控除を申告する場合は、支払った医療費から高額療養費の金額を差し引く必要がある 記事の続きを読む 1/2 出典:全国健康保険協会『健康保険高額療養費支給申請書』、国税庁『No.1120 医療費を支払ったとき(医療費控除)』 を基に編集部整理 Check! 次のページでは、会社員と自営業者で確定申告の必要性がどう変わるのか、それぞれの具体的な手続きの違いまで、一つずつ丁寧にじっくり確認していきましょう。それぞれの申告先がどう違うのかも具体的に見ていきます。混同しやすいので注意が必要です。 画像と一緒に記事を読む 関連記事 児童手当「高校生まで拡大」は在学中の子だけが対象だと思われがちだが、実際の判定基準は年齢のみ。令和6年10月の拡大の経緯と、経過措置の申請期限を過ぎると遡って受け取れない注意点を解説 「高校生まで拡大」と聞くと、対象は「高校に通っている子」だと思うかもしれません。しかし、児童手当の支給対象を決めているのは、実際には在学状況ではなく「年齢」です。高校に通っていなくても、年齢の条件さえ満たせば対象になります。支給対象が高校生年代まで拡大された経緯と、その正確な判定基準を、こども家庭庁の公式情報にもとづき編集部が整理します。支給対象は、令和6年10月分から高校生年代まで拡大されました。 先進医療は高額療養費の対象になる?技術料は全額自己負担でも、診察・検査・入院料は対象になるという見落としがちな仕組みを解説 「先進医療は高額療養費の対象になりますか」——この質問に「対象外です」とだけ答えると、実は正確ではありません。先進医療が高額療養費の対象になるかどうかを、公的資料にもとづき編集部が整理。技術料は全額自己負担ですが、診察・検査・入院料等は通常の高額療養費の対象です。令和6年度実績の技術料総額や、限度額適用認定証との関係、患者申出療養との違いもわかりやすく解説します。 国民年金や厚生年金の保険料はどう決まる?「標準報酬月額×18.3%」の掛け算だけでは決まらない、令和8年度32等級の仕組みを編集部が丁寧に整理して解説 「厚生年金の保険料はいくらか」を調べようとして、「標準報酬月額×18.3%」という計算式にたどり着いた人もいるかもしれません。この式自体は間違いではありませんが、実際の金額を正確に知るには、もう一つ知っておくべき仕組みがあります。それが「等級」です。厚生年金保険料は、給与を好きな金額でそのまま計算するのではなく、32段階に区切られた「等級」のどれに当てはまるかで決まります。 月15万・20万円もらうには年収いくら必要?厚生年金の計算式から編集部が逆算した「現役時代の必要年収」と、届かない場合の対処法まで詳しく解説 報酬比例部分の乗率5.481/1000を使い、40年加入を前提に必要年収を編集部試算。加入期間の影響や繰下げ受給との関係も整理 LIMOをGoogle検索のお気に入りに登録!詳しくはこちら→ copy URL 関連タグ #高額療養費制度 #確定申告 #医療費控除 #申請