3. 9月30日が権利確定日、200株以上で3,000円相当の株主優待
プリマハムは毎年9月30日現在の株主名簿に記載された、200株以上保有する株主を対象に、3,000円相当の自社製品を株主優待として贈呈しています。
発送時期は11月下旬の予定です。
なお、実際に株を購入すべき期限(権利付き最終日)は、30日を権利確定日(基準日)とすると、2営業日前にあたる28日が権利付き最終日、翌29日が権利落ち日となります。
3.1 2027年3月期の配当予想は年間80円
配当については、2027年3月期の予想は中間配当40円・期末配当40円の合計80円です。
9月30日は株主優待の権利確定日であると同時に、中間配当の基準日(半期末)にもあたります。
4. プリマハムの株価バリュエーション
11日の終値は前日並みの2,390円でした。
年初来高値は2,929円(1月20日)、年初来安値は2,288円(6月4日)で、いずれも年初来の高値圏・安値圏からは距離のある水準です。
この終値をもとにした指標は、PER(会社予想)16.02倍、PBR(実績)0.99倍、配当利回り(会社予想)3.35%です。
PBRは1倍をわずかに下回っており、株価が1株当たり純資産(BPS実績2,417.34円)を下回る水準にあることを示しています。
PBR1倍割れは、株価が解散価値に相当する1株当たり純資産よりも低く評価されている状態を意味し、東京証券取引所は2023年3月31日、PBR1倍割れなどが目立つ上場会社を念頭に「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応等に関するお願い」を公表、資本効率や株価を意識した経営方針・進捗の開示をプライム・スタンダード上場会社に求めています。
5. 記者コメント
プリマハムは加工食品事業部門が売上・利益の両面で圧倒的な柱になっている一方、食肉事業部門は数量増による増収は続いているものの、1Qの営業利益は前年同期比で減少しました。
食肉・食品業界全体では、主原料となる豚肉相場や物流費、人件費・エネルギーコストの上昇が利益を圧迫する要因として指摘されることが多く、同社の食肉事業部門もこうした業界共通のコスト環境の影響を受けた可能性があります。
また、通期計画では純利益が前期比63.5%増という大きな伸びを見込んでいますが、1Qは減益・進捗率23.1%からのスタートで、現時点ではやや物足りない滑り出しとも言えます。通期計画自体は据え置かれているため、次の四半期以降の進捗を確認していきたいところです。
参考資料
- プリマハム株式会社「2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」(2026年8月3日発表)
- プリマハム株式会社「2026年度第1四半期決算補足説明資料」(2026年8月3日発表)
- プリマハム株式会社「株主優待制度について」
高原 祥子