【遺族厚生年金】2028年4月から5年で終わる人が出る。「子どもがいない40歳未満」が対象、加算で約1.3倍に 現行は報酬比例部分の4分の3に、40歳から65歳まで年63万5500円の中高齢寡婦加算。この加算も25年かけて縮小へ 2026.09.13 05:51 公開 執筆者石上 ユウキ 遺族厚生年金でよく誤解されるのが「4分の3」の数え方です。受け取れるのは亡くなった人の年金額の4分の3ではなく、老齢厚生年金に含まれる報酬比例部分の4分の3。報酬比例部分が30万円なら22万5000円という計算になります。所定の要件を満たす妻には、40歳から65歳まで中高齢寡婦加算が上乗せされます。2028年4月の見直しで何が変わるのか、35歳妻の試算もあわせて確かめます。 この記事のポイント 遺族厚生年金で受け取れるのは、亡くなった人の年金額の4分の3ではない。報酬比例部分の4分の3で、そこを取り違えると金額が大きく変わる 所定の要件を満たす妻には、2026年度で年63万5500円の中高齢寡婦加算が上乗せされる。ただしこの加算も、これから縮小していく 2028年4月からは、子どものいない一部の人で受給が5年で終わる。代わりに加算が付くが、終わったあとをどう埋めるかが残る 記事の続きを読む 1/3 出所:日本年金機構「遺族厚生年金(受給要件・対象者・年金額)」をもとに筆者作成 Check! 次のページでは、この表の4分の3が具体的にいくらになるのかを確かめます。亡くなった人の報酬比例部分が30万円なら、受け取れるのは22万5000円。加入期間が300月に満たない場合も、要件に当てはまれば300月とみなして計算されます。2028年4月から一部の人が5年で終わる話もみていきます。 画像と一緒に記事を読む 関連記事 【国家公務員の俸給】大学卒と高校卒の差がいちばん開くのは経験15年から20年の「5万3649円」、35年以上ではいくらまで縮む? 同じ職場で同じ年数働いても、大学卒と高校卒では給与に差が出るのでしょうか。人事院の令和8年国家公務員給与等実態調査には、平均俸給額が経験年数と学歴のマス目で公表されています。1年未満から35年以上まで、12の階層に分かれています。経験1年未満の差は3万1785円ですが、年数とともに一本調子で開くわけではありません。この記事では、経験年数ごとの俸給額を一覧で比べ、差がどこで開いてどこで縮むのかを確認していきます。 【9月1日から順次届く「緑色の封筒」】年金生活者支援給付金は2026年度から3.2%引き上げ、基準額はひと月5620円。それでも平均は「4146円」、どこで差がつく? 9月は、日本年金機構から「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)」が順次届く月です。年金生活者支援給付金は、年金に上乗せして受け取れる公的な給付で、2026年度の給付基準額は前年度から3.2%引き上げられ、老齢の場合はひと月5620円が基準になっています。ただし、基準額がそのまま振り込まれるわけではありません。この記事では、2026年度の給付額と3種類の支給要件、緑色の封筒が届いたあとの手続きを確認していきます。 【年金生活者支援給付金】受け取っているのは781万9978件、4種類で平均額が違う。老齢4146円・障害5727円・遺族5228円・補足的老齢2177円 年金生活者支援給付金を受け取っているのは781万9978件で、月額の総額は338億5700万円です。よく知られているのは老齢年金生活者支援給付金ですが、実際には4種類あり、平均給付金額もそれぞれ違います。老齢は月4146円で、令和8年度の基準額である月5620円を下回っています。4種類の件数と平均額、そして老齢の給付額がどう計算されるのかまで解説します。 LIMOをGoogle検索のお気に入りに登録!詳しくはこちら→ copy URL 関連タグ #厚生年金 #国民年金 #年金月額 #公的年金