【厚生年金+国民年金】1000万円が20%下がったとき、年金月15万円がある人とない人で「もつ年数」はいくら違う? 下げに耐える力は資産の総額ではなく、終身で入る収入の高さから生まれる 2026.09.19 04:21 公開 執筆者神田 翔平 監修者中本 智恵 企業型確定拠出年金の拠出限度額が引き上げられて半年が過ぎました。枠が広がると、値動きのある資産をどこまで持てるのかという問いが返ってきます。下がった局面で持ち続けられるかを分けるのは資産の額ではなく、毎月の支出のうち終身で入る年金でどこまで賄えるかです。国民年金と厚生年金の平均は月15万289円、15万円以上は約49.8%。1000万円が20%目減りしたとき、年金の有無で何年もつのかを試算します。 この記事のポイント 月15万289円という平均の線が、受給者をどこで二つに分けているのかを分布から確かめます 繰り下げの待機中は、最大84%の増額を待つあいだ土台がない状態になることを確認します 1000万円が目減りした局面で、年金の有無によって何年もつのかを試算します 記事の続きを読む 出所:日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」等を参考にLIMO編集部作成 Check! 次のページでは、この2階建てのうち2階がどれだけ乗るのかを、実際の受給額で確かめます。国民年金と厚生年金を合わせた平均は月15万289円で、15万円以上を受け取る人は約49.8%。そのうえで、1000万円が20%下がった局面で何年もつのかを、年金のある人とない人で試算します。 画像と一緒に記事を読む 関連記事 【厚生年金+国民年金】「月15万円以上」は49.8%でほぼ半々。届かない分は積立で埋めるしかない?女性の平均との差は3万8587円 老後に受け取る年金は、国民年金に厚生年金が積み上がる2階建ての形になります。ただし合計が毎月いくらになるかには開きがあり、厚生労働省の資料では平均が月15万289円、月15万円以上を受け取っている人は49.8%でした。届いていないと分かったとき、まず積立額を増やそうと考えがちですが、先に必要なのは埋めるべき差を数字にすることです。この記事では制度の仕組みと受給額の分布をたどっていきます。 【2026年度の年金額】国民年金の満額は月7万608円。増えた分は「月1300円」、夫婦のモデル世帯はいくらに? 2026年度の年金額は、国民年金が1.9%、厚生年金が2.0%の増額改定となりました。金額にすると国民年金は満額で月7万608円、前年度からは月1300円のプラスです。一方で生命保険文化センターの調査をもとにした厚生労働省の資料によると、夫婦2人の老後の最低日常生活費は平均で月23万9000円でした。改定後の年金額がこの水準に対してどの位置にあるのかを確認していきます。 厚生年金は65歳以上で「15万〜16万円台」、国民年金は「5万〜6万円台」。60歳代から90歳以上まで1歳刻みの平均月額はいくら? 老後生活について考えるうえで、「自分の年金は世間よりも多い?少ない?」と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。内閣府の調査では、65歳以上のシニアの61.2%が預貯金を取り崩して生活していることが示されています。今回は厚生労働省の最新データをもとに、60歳代から90歳以上までの国民年金・厚生年金の平均年金月額を1歳刻みで紹介します。受給額別の分布もあわせて確認しましょう。 2026年10月に消える「106万円の壁」、年金をもらいながら働く人はどうなる?次に効いてくる「週20時間」と在職老齢年金65万円の線 【新NISA】月3万円を20年積み立てたら元本720万円はいくらになる?利回り3%・5%・7%で試算し、出口の取り崩し方まで確認 LIMOをGoogle検索のお気に入りに登録!詳しくはこちら→ copy URL