総務省「小売物価統計調査(動向編)」の2025年平均データ(「9374文化施設入場料」)によると、都道府県庁所在市(東京都区部を含む47都市)における「動物園又は水族館入場料,個人,一般(大人)」の全国平均価格は1181円(1180.91円)となりました。

中央値は1100円(福井市)となり、多くの都市が1000円〜1500円前後に位置しています。

1. 最高額は大分市の2733円、最低額は鳥取市の0円

調査都市の中で最も高い平均価格を記録したのは大分市で2733円でした。

次いで津市(2529円)、千葉市(2050円)、宇都宮市(2042円)、高松市(1975円)と、2000円を超える都市が上位に並んでいます。

一方、最も低い価格となったのは鳥取市の0円(無料開放施設等が対象のため)でした。

次いで長野市(400円)、甲府市(420円)、神戸市(425円)、大津市(503円)となっており、ワンコイン(500円)前後で利用できる都市も多く見られます。

2. 公立・民間の施設形態が平均価格を左右

今回のデータでは、公立の動物園が地域の主要施設となっている自治体では、環境教育や市民還元の観点から数百円程度の低価格に抑えられている傾向が見られます。

一方で、民間の大型水族館や複合型のレジャー施設が調査対象となっている都市では、相応の設備投資や維持管理費が反映され、入場料が高額になる傾向があります。

このように、同じ「動物園・水族館入場料」という名目であっても、地域ごとに親しまれている代表的施設の形態によって価格帯に大きな違いが生じている実態がわかります。

参考資料

長島 迪子