厚生年金10年未満でも年金はもらえる?受給資格期間「10年」は国民年金や合算対象期間まで含めて合計で判定される仕組みを整理して解説 老齢厚生年金の上乗せに加入期間の最低ラインはある?合算対象期間(カラ期間)も受給資格に含まれる仕組み 2026.09.10 20:09 公開 執筆者齊藤 慧 「厚生年金には10年未満しか入っていなかったから、年金はもらえないだろう」——転職や退職を繰り返した末に、厚生年金の加入期間が10年に届かなかった人の中には、こう考えて年金をあきらめてしまっている人がいるかもしれません。しかし、それは制度の仕組みを誤解した思い込みです。逆に、「10年」という数字だけを見て、厚生年金だけで10年に達していないといけないと考えるのも誤解です。 この記事のポイント 老齢基礎年金の受給に必要な10年は、厚生年金と国民年金の加入期間を合算して判定されます。 老齢厚生年金は、老齢基礎年金を受け取れる人であれば、厚生年金の加入期間があるだけで上乗せされます。 「合算対象期間(カラ期間)」は年金額には反映されませんが、受給資格期間としてはカウントされます。 記事の続きを読む 1/2 出所:日本年金機構「老齢基礎年金の受給要件・支給開始時期・年金額」などを基にLIMO編集部作成 Check! 受給資格期間10年に算入される期間の種類を確認しましたが、次のページでは老齢厚生年金側の受給要件を確認しましょう。基礎年金との仕組みの違いや、厚生年金保険の被保険者期間など、具体的に満たすべき受給要件のポイントを詳しく確認していきましょう。 画像と一緒に記事を読む 関連記事 住民税非課税世帯の判定に使う「所得」は1種類ではない?均等割と所得割で異なる合計所得金額と総所得金額等の違いを編集部が具体的に詳しく解説 住民税非課税世帯の判定に使う所得には合計所得金額と総所得金額等の2つがあり、均等割と所得割で使い分けられています。繰越損失があると判定がねじれる仕組みを、編集部試算の具体例で解説します。 国民年金の口座振替、申し込んでも開始まで1〜2か月かかる仕組みを編集部が整理。月の途中の切り替えで注意すべき支払いのタイムラグを解説 国民年金への切り替え後、口座振替は申し込みから開始まで1〜2か月かかります。その間に届く納付書を見落とすと未納になる仕組みを、月の途中で切り替わった場合の保険料の扱いとあわせて編集部が整理します。 国民年金や厚生年金の保険料はどう決まる?「標準報酬月額×18.3%」の掛け算だけでは決まらない、令和8年度32等級の仕組みを編集部が丁寧に整理して解説 「厚生年金の保険料はいくらか」を調べようとして、「標準報酬月額×18.3%」という計算式にたどり着いた人もいるかもしれません。この式自体は間違いではありませんが、実際の金額を正確に知るには、もう一つ知っておくべき仕組みがあります。それが「等級」です。厚生年金保険料は、給与を好きな金額でそのまま計算するのではなく、32段階に区切られた「等級」のどれに当てはまるかで決まります。 月15万・20万円もらうには年収いくら必要?厚生年金の計算式から編集部が逆算した「現役時代の必要年収」と、届かない場合の対処法まで詳しく解説 報酬比例部分の乗率5.481/1000を使い、40年加入を前提に必要年収を編集部試算。加入期間の影響や繰下げ受給との関係も整理 LIMOをGoogle検索のお気に入りに登録!詳しくはこちら→ copy URL 関連タグ #厚生年金 #国民年金 #受給要件