規模が大きくなれば、稼ぐ力も同じだけ大きくなる。そう思いたくなるが、財務諸表はしばしばそれを裏切る。ニデック(6594)の売上収益は5期で6割増えた。ところが同じ期間に、資本効率を示すROEは下がっている。株価は8月半ばから水準を切り下げ、9月4日に大きく戻した。この会社の内側で何が起きているのかを見ていきたい。
※本記事中の株価は、過去の株式分割の影響を調整した値を使用しています。
この記事のポイント
- 9月4日の終値2,611円は前日から5.7%高。PBRは1.7倍台の水準にある
- 売上収益は5期で1兆6,180億円から2兆6,078億円へ。同じ期間にROEは12.0%から9.8%へ
- のれんは3,199億円から4,070億円へ増えた。純資産の2割強が買った事業の値段である