今年もインフレが話題ですが、映画料金にも「値上げの波」が到来しています。スクリーン数844(2026年7月)のイオンシネマが、2026年6月に値上げを実施しました。映画ファンのみならず、家族で映画を見る機会が多い人には、家計への影響が気になるところでしょう。

ただし、イオンは自社の株主に対して、一般料金よりも映画を安く鑑賞できる特典を進呈しています。インフレが続くなか、こうした株主優待を使った節約は見逃せないポイントです。

若山 卓也
IFAとして主要な銘柄は日々チェックしていますが、足元で注目している銘柄の一つがイオンです。株価は苦しい展開が続いていましたが、ようやく下げ止まる動きが見られるようになってきました。まだ安値圏を抜け出せていませんが、売り買いが拮抗し始めたことはポジティブな材料といえます。

イオンの株主優待の内容や受け取る条件について、詳しく見ていきましょう。

※決算情報・業績等は執筆時点での情報にもとづいています。

1. イオン(82678)イオンシネマ値上げも「オーナーズカード」提示で半額の1000円に?

まずは、イオンシネマで実施された鑑賞料金の改定内容を確認しましょう。

1.1 6月に値上げされた映画料金 非会員の一般料金は2000円へ200円増

一般

  • ワタシアタープラス会員以外:1800円 → 2000円
  • ワタシアタープラス会員:1800円 → 1900円

ハッピー55(G.G)(55歳以上)

  • ワタシアタープラス会員以外:1200円 → 1300円
  • ワタシアタープラス会員:1100円で据え置き

夫婦50割引

  • 会員以外(2人で):2400円 → 2600円
  • 夫婦どちらか一方が会員(2人で):2300円 → 2400円
  • 夫婦ともに会員(2人で):2200円(変更なし)

※夫婦どちらかが50歳以上で、同じ作品を同じ時間に鑑賞する場合

6月の価格改定は、全体としては1人あたり100~200円の値上げとなりました。なお、ワンドリンク付きの各種シートの追加料金についても、劇場やシートの種類によって改定されている場合があります。

一方で、大学生以下の料金や各種サービスデーは変更がなく、据え置かれることとなりました。

1.2 イオンの株主優待「オーナーズカード」提示で半額の1000円に

優待鑑賞料金

  • 大人・大学生:1000円
  • 高校生以下:800円

一方、イオンの株主に交付される「オーナーズカード」を提示すると、優待鑑賞料金の適用を受けられます。優待鑑賞料金は大人・大学生が1000円で、会員以外の一般料金(2000円)の半額で映画を楽しめる計算です。

なお、優待鑑賞料金は株主本人に加え、株主と生計を同一にする配偶者・親・子ども(18歳以上)も対象です。1度に受けられる人数は、オーナーズカードを所有する株主本人と合わせ最大4人です(株主本人と同じ作品・同じ上映回に限る)。

1.3 ポップコーンまたはドリンクの無料特典も付いてくる!

オーナーズカードの映画に関する優待は、鑑賞料金に限りません。映画鑑賞時に、次のいずれか1点を無料で受け取れる特典も付帯します。

  • ポップコーンSサイズ
  • ドリンクSサイズ

1.4 オーナーズカードの到着は権利確定から2ヵ月後

  • 2026年8月末の権利確定分:2026年10月末頃
  • 2027年2月末の権利確定分:2027年4月末頃

オーナーズカードは毎年2月末および8月末の株主に進呈されるもので、権利確定から約2ヵ月後に到着します。2026年8月末に初めて株主となった人は、2026年10月末頃に到着する予定です。

なお、次の権利確定日は2027年2月末です。最終権利付き最終日である2027年2月24日(水)までにイオン株式を取得し、翌営業日まで持ち越すと権利確定となり、2027年4月末頃にオーナーズカードが到着する流れです。