9月、もしくは10月支給の給与から、健康保険料や厚生年金保険料が変わる方もいます。
定時決定と言って、毎年4~6月の給与をもとに標準報酬月額が決まり、健康保険料や厚生年金保険料が変わることで、手取りが変わることがあるのがこの時期です。
家計や貯蓄を考えるときに大切なのが、手取りで生活費を考えること。毎年この時期は給与明細をよく見て、家計を振り返り、今後の貯蓄計画を立てるといいでしょう。
特におひとりさまは自身で老後資金を貯めることになりますから、このように毎年変わるお金については知っておきたいもの。「手取りから生活費を考える」ことは年金生活に入っても続きますから、習慣化しておくとよいでしょう。
40~50歳代になると老後を意識し始める年代ですので、できるだけ貯蓄をはしたいところですが、実際の貯蓄額はどれくらいなのでしょうか。
この記事では、40〜50歳代・単身世帯の平均と中央値を確認し、中央値を使って自分の現在地を正しくつかむ方法を解説します。
平均は一部の大きな数字に引っ張られます。見るべきは、真ん中の人の額です。まずは中央値で、自分の立ち位置を確かめてみましょう。
1. 【40〜50歳代おひとりさまの平均貯蓄額】中央値はいくらか?
金融経済教育推進機構(J-FLEC)が2025年に公表した「家計の金融行動に関する世論調査(2025年)」によると、単身世帯の金融資産保有額は次のとおりです。
※金融資産保有額とは、預貯金だけでなく株式、投資信託、生命保険などを含んだ金額です。ただし、日常的に使う普通預金の残高は含まれていません。
1.1 40歳代単身世帯の貯蓄額(平均・中央値)
- 40歳代単身世帯:平均859万円/中央値100万円
平均859万円に対し、中央値は100万円。真ん中の人の額は、平均よりずっと控えめです。
1.2 50歳代単身世帯の貯蓄額(平均・中央値)
- 50歳代単身世帯:平均999万円/中央値120万円
平均は1000万円近くでも、中央値は120万円。年代が上がっても、この関係は変わりません。
1.3 金額帯でみる、40〜50歳代おひとりさまの分布
「200万円未満」(貯蓄なしを含む)の人は、40歳代で54.3%、50歳代で52.7%と、どちらも半数を超えています。平均の高さだけみるとわかりにくいですが、中央値や実際の金額帯の分布をみることで本当の実態や自分の位置などを考えることができるでしょう。
