高額療養費制度の自己負担限度額は「所得区分」によって決まりますが、この所得区分がどうやって判定されているのか、正確に説明できる人は多くありません。「年収で決まる」という漠然とした理解のまま、実際には自分がどの区分に該当するのか分からず、限度額を見誤ってしまうケースもあります。この記事では、高額療養費制度そのものの基本的な仕組みを解説。公的資料にもとづき編集部が整理します。
この記事のポイント
- 会社員(協会けんぽ・健康保険組合)は「標準報酬月額」、国民健康保険加入者は「旧ただし書き所得」で所得区分が判定されます。
- 年収そのものではなく、これらの基準額をもとに区分が決まるため、同じ年収でも加入している保険によって区分が変わることがあります。
- 国保の旧ただし書き所得は、総所得金額等から基礎控除43万円を差し引いた額です。
Check!
会社員と国保の判定基準の違いを確認しましたが、次のページでは国保の旧ただし書き所得の具体的な算定方法を確認しましょう。