個人向け国債は半年ごとに年2回、利子を受け取れます。

発行日によって利払日が変わる仕組みです。

8月募集分なら3月・9月、9月募集分なら4月・10月になります。

この記事では、財務省の発行条件をもとに、利払日がずれる理由と確認しておきたい点を見ていきます。

ココがポイント
  • 9月募集分の利払日は毎年4月15日と10月15日になる
  • 8月募集分までは毎年3月15日と9月15日だった
  • 利払日がずれるのは発行日が10月15日になるため

1. 個人向け国債の9月募集分は利払日が4月15日と10月15日になる

まず、9月に募集している回の利払日を確認します。

1.1 3タイプとも同じ日付になる

財務省の発行条件によると、変動10年の第198回、固定5年の第186回、固定3年の第196回は、いずれも利払日が毎年4月15日および10月15日(年2回)です。

募集期間は3タイプとも令和8年9月3日(木)から9月30日(水)まで、発行日は令和8年10月15日です。

1.2 8月募集分は3月15日と9月15日だった

ひとつ前の回と比べると違いがはっきりします。8月に募集していた変動10年の第197回、固定5年の第185回、固定3年の第195回は、利払日が毎年3月15日および9月15日でした。

募集期間は令和8年8月6日(木)から8月31日(月)まで、発行日は令和8年9月15日です。1か月の違いで、利子が入る月が変わっています。

個人向け国債は募集した月によって利子を受け取る月が変わります1/2

個人向け国債は募集した月によって利子を受け取る月が変わります

出所:財務省「個人向け国債 発行条件」をもとにLIMO編集部作成

2. 利払日がずれるのは発行日が1か月あとになるため

次に、なぜ日付が動くのかを見ていきます。

2.1 発行日が9月15日から10月15日に移った

8月募集分の発行日は令和8年9月15日、9月募集分の発行日は令和8年10月15日です。発行日が1か月あとになっています。

利払日は発行日を起点に半年ごとに設定されるため、発行日が動くと利払日も同じだけ動きます。

2.2 償還期限も同じだけずれる

満期の日付も連動します。変動10年の第197回の償還期限は令和18年9月15日、第198回は令和18年10月15日です。

固定5年は令和13年9月15日から令和13年10月15日へ、固定3年は令和11年9月15日から令和11年10月15日へ移っています。

2.3 募集期間の始まりも1か月ずれている

募集期間そのものも動いています。8月募集分は8月6日(木)から8月31日(月)まで、9月募集分は9月3日(木)から9月30日(水)までです。

個人向け国債は毎月募集があり、年12回発行されます。毎月の募集ごとに、発行日から利払日、償還期限までが一式で決まる仕組みです。

3. 9月募集分の利率は3タイプとも8月から上がった

同じ回の利率もあわせて確認しておきます。

3.1 変動10年・固定5年・固定3年の利率

財務省の発行条件によると、9月募集分の利率(税引前)は、変動10年の第198回が1.95%、固定5年の第186回が2.24%、固定3年の第196回が1.96%です。

8月募集分は変動10年の第197回が1.87%、固定5年の第185回が2.06%、固定3年の第195回が1.71%でした。3タイプとも上がっています。

3.2 基準金利からの算式はタイプごとに違う

利率の決め方はタイプで分かれます。変動10年は基準金利に0.66を掛けた額、固定5年は基準金利から0.05%を引いた額、固定3年は基準金利から0.03%を引いた額です。

いずれも下限は年率0.05%と定められています。

9月募集分の利率と基準金利は3タイプで決め方が異なります2/2

9月募集分の利率と基準金利は3タイプで決め方が異なります

出所:財務省「個人向け国債 発行条件」をもとにLIMO編集部作成

和田 直子

毎月発行される商品なので、買った月ごとに利払日が違います。複数回に分けて買うと、受け取る月も分かれます。