ひと手間かけた、さりげない気配り。旅館での「左利きへのおもてなし」が、Threads上で話題になっています。

「@tedterakura」さんが投稿した当ポストは、執筆時点で78万件を超えて表示されています。

そこで、LIMO編集部は話題の「@tedterakura」さんに取材。気になる投稿の経緯やSNSでの反響について、インタビューしました。

※今回ご紹介する投稿は、投稿者様の掲載許可を頂いております。

丸田 未由希
前の晩の様子を仲居さんが見てくれていた…!投稿主さんが京都府京丹後市の旅館で受けた「左利きへのさりげないおもてなし」がSNSで注目されています。翌朝、朝食を食べに行くと気づいたサービス精神に、思わず心が温まります。

多くの人が右利きで暮らす社会には、左利きにとって不便なシーンもあるのが現実です。記事の中では、左利きの割合や、左利きあるあるをご紹介。また、日本人の国内旅行の1人1回あたりの旅行支出(旅行単価)についてもお伝えします。
この記事の3つのポイント
  • 京都の旅館で受けた温かいおもてなし 左利きへのさりげない気配りが素敵と話題
  • 左利きの人はどれくらいいる?右利き中心の社会で左利きにとって不便なシーンを紹介
  • 日本人の国内旅行の1人1回あたりの旅行支出は

1. 旅館のサービス精神に感動!左利きへのさりげない気配りが温かい

旅館で出された豪華な料理1/6

旅館で出された豪華な料理

出所:@tedterakura

「さりげなく逆さまに置かれたお箸におもてなしを感じました。前の晩の私の様子を仲居さんが見てくれていたようで」そんなコメントとともに投稿されたのは1枚の写真。

京都の旅館に泊まった投稿主さんは、夕食の配膳を担当してくださった仲居さんとお話を楽しまれたそう。

翌朝、朝食を食べに行くと、お箸が左利き用の向きに添えてあったとのことです。

夕食のデザートで添えられたスプーンも左利き用2/6

夕食のデザートで添えられたスプーンも左利き用

出所:@tedterakura

写真を振り返る中で、夕食のデザートも左利き用にスプーンが添えられていたことに気づいた投稿主さん。

「お客さんのことをよく観察し、ひと手間かけてもてなそうとしてくださった、そのサービス精神が嬉しかったです」と気持ちを教えてくれました。

絶景!投稿主さんは旅館での滞在を楽しまれました3/6

絶景!投稿主さんは旅館での滞在を楽しまれました

出所:@tedterakura

また、投稿の写真にあえて詳しい説明をつけなかった理由について、「『左利きの人なら分かってくれるはず』という期待と、ちょっとした遊び心からです」と話してくれました。

2. 左利きの割合はどれくらい?左利きあるあるとは?

利き手についての研究をふまえると、左利きの割合は一般的に10%程度とされています。年齢や地域によって多少の差があり、日本でも昔は右利きに矯正させられる時代がありました。現代では左利きを無理に右利きに変えさせることは減り、利き手への理解が進んでいます。

それでも多数を占める右利きが過ごしやすいように作られている場面は多く、左利きにとっては不便なシーンも見られます。例えば、自動改札ではタッチしたり切符を入れたりする場所が右手にあるため、使いにくさを感じる人もいます。自動販売機でお金を投入する場所も右手にあり、腕時計のリューズ(ツマミ)なども右利き仕様になっています。

右側にテーブルが付いた椅子はただの肘掛けとしてしか使えなかったり、右に回転させて開けるドアノブは腕をひねるような格好になったりします。スープを入れる時に使う、先が細くなった横口レードルは逆向きで入れなければならず、急須も注ぎにくいです。スポーツ道具や楽器は高価な左利き用を買うことになったり、そもそも選択肢が少なかったりします。

「左利きの人は普段から右利き用につくられたものの中で生活しているので、正直なところ、お箸の向きそのものはそれほど気になりません」と話す投稿主さん。「それよりも、さりげないおもてなしが嬉しく、感動しました」と投稿のきっかけを教えてくれました。また、投稿の反響については、「ちょっとした感動を78万人以上の方に見ていただけたことに驚くとともに、とても嬉しく思いました」と話してくれました。

3. 著者からの一言コメント

丸田 未由希
利き手の話に限らず、行動をよく観察してひと手間をかけてもらえると、一気に嬉しくなりますよね。アピールする訳でもなく、さりげなく気配りをする日本らしいおもてなしに触れることができ、心がほっこりしました。

4. 日本人の国内旅行の1人1回あたりの旅行支出は

ここからは記事の内容にちなんで、観光庁が2026年4月30日に公開した「旅行・観光消費動向調査 2025年 年間値(確報)」から、日本人の国内旅行の1人1回あたりの旅行支出(旅行単価)についてご紹介します。

2025年の日本人の国内旅行の1人1回あたりの旅行支出(旅行単価)は「4万8424円」。宿泊旅行は「7万2412円」、日帰り旅行は「2万円」となったことが分かりました(※)

※いずれも速報値。1人1回あたりの旅行支出(旅行単価)には、参加費、交通費、宿泊費、飲食費、買物代、娯楽等サービス費等が含まれます。

今回はThreadsで話題になっている「旅館での『左利きへのおもてなし』」をご紹介しました。

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参考資料