海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がTikTokで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、海外で動物保護に取り組む「JAMBI DOG LOVER」さんのTikTokアカウント「@jambidoglover」の投稿。

投稿された動画には、増水した川の濁流に飲み込まれそうになりながらも愛犬を離さず、力を振り絞って共に岸へとたどり着いた女性の姿が収められています。

執筆時点で6547回再生、約335件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、犬の生涯費用についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

LIMO アニマル・ストーリー部
インドネシア語で投稿されたこの動画には、増水した川の濁流に流されそうになりながら、愛犬を懸命に抱きかかえる女性の姿が映っています。動画には「Woman caught in China flood refuses to let go of her dog」(中国の洪水に巻き込まれた女性、愛犬を手放そうとせず)というテロップが添えられており、コメント欄にも「banjir d cina(中国の洪水)」という言葉を書き込んだ視聴者がいることから、増水した川の中でのできごとだったとみられます。投稿文には「愛の深さを測るのは難しいものだが、こういうケースでならこの女性の愛犬への愛を測ることができる」と綴られており、女性が命がけで愛犬を守り抜いた様子に、TikTok上では感動の声が相次いで寄せられました。

1. 【濁流に流されかけていた犬】愛犬を離すまいと必死にしがみつく女性

川に流されそうになった時の様子1/5

川に流されそうになった時の様子

出所:@jambidoglover

動画は、コンクリート製の急な傾斜面を勢いよく流れ落ちる濁流を上空から映す場面から始まります。女性が愛犬に覆いかぶさるようにしがみつきながら、激しい水流に何度も押し流されそうになっている様子が確認できます。

投稿文には「seorang wanita menyelamatkan anjingnya diderasnya aliran sungai, bahkan untuk melawan derasnya air sudah sangat berat」(一人の女性が激しい川の流れの中で自分の犬を救いました。激しい水流に逆らうことさえとても大変だった)と綴られており、川の流れに逆らうことがいかに困難だったかがうかがえます。

動画には「Woman caught in China flood refuses to let go of her dog」というテロップも入っており、増水した川の中で撮影された映像とみられます。

2. 【無事に救出された犬】号泣しながら抱きしめる女性にTikTokで安堵の声

無事に救出された後の様子2/5

無事に救出された後の様子

出所:@jambidoglover

何度も水に押し戻されながらも、女性と愛犬はやがて傾斜面をよじ登り、共に岸へとたどり着きます。

動画の終盤では、毛布のようなものにくるまれた女性が涙を流しながら愛犬をしっかりと抱きしめる姿が映し出され、周囲には防災服を着た人たちの姿も確認できます。

投稿文には「tapi akhirnya keduanya berhasil selamat」(しかし最終的に二人とも無事に助かりました)と記されており、女性と愛犬が共に無事に生還したことが伝わってきます。

コメント欄では

  • 「本物の愛犬家だね」
  • 「良い人にはいつも祝福がありますように」

など、女性の愛犬家ぶりをたたえる声が寄せられていました。

――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。

3. 著者からの一言コメント

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今回の動画で強く印象に残ったのは、濁流にのまれそうになりながらも、女性が最後まで愛犬を放そうとしなかった場面です。取材ならぬ動画のリサーチを通じて感じたのは、とっさの判断が求められる場面でこそ、日頃からの愛情の深さが表れるのだということ。言葉も文化も違う投稿にこれだけ多くの共感のコメントが寄せられているのを見ると、大切な家族を守りたいという気持ちに国境はないのだと実感します。一方で、増水した川や用水路は大人でも命の危険を伴う場所です。もし大雨の後に川や水路の様子が気になっても、無理に近づかず、ペットと一緒にいるときは早めに安全な場所へ避難することを心掛けてほしいと思います。今回のように、とっさの行動が一つの命を救うことがある一方で、日頃からの備えによって危険な状況そのものを避けられることも少なくありません。読者の皆さんにも、大雨や増水のニュースを見聞きしたときには、ペットの安全確保について改めて考えるきっかけにしていただければ幸いです。

4. 命を迎える覚悟のために。犬の生涯費用はどれくらい?

過酷な環境から救い出された犬たちの姿を見ると、命を預かることの重みを改めて感じます。実際に犬を迎える際には、平均寿命まで見据えた生涯費用を知っておくことも大切です。

2025年のデータでは、犬全体の生涯必要経費は平均「278万4190円」で、超小型犬は「300万2239円」と、体の大きさに関わらず高額になる傾向があります。

私はアナリストとして、金額は「総額」と「単位あたり」の両面で見る癖をつけてきましたが、犬の生涯費用もその視点で眺めると発見があります。ペットフード協会の令和7年(2025年)調査では、犬の生涯必要経費は平均278万4190円。大きさ別では超小型が300万2239円で最も高く、中型・大型(277万5565円)を上回っています。

(中略)

もう一つ大切なのは、費用が毎年一定ではないことです。記事も触れているとおり、初年度は用品やワクチン、高齢期は医療費と、支出には山があります。ですから総額の大きさに身構えるより、「年あたり約20万円を、毎月に均してコツコツ備える」と捉えるほうが現実的です。早めの積立や、必要に応じた保険の検討でこの山谷をならしておくと、長い時間を穏やかに過ごせるのではないでしょうか。

犬の生涯必要経費は約278万円、大きさ別では超小型犬が300万超と最高。平均寿命から算出した「一生分の費用」
犬の生涯必要経費は約278万円、大きさ別では超小型犬が300万超と最高。平均寿命から算出した「一生分の費用」

フード代や医療費、トリミング代などを含め、2023年から3年連続で上昇を続けています。最後まで責任を持って迎えるためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。

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参考資料

LIMOどうぶつ部